「コーカソイドの偏見がこれでもかと詰まったフィクションです」クーデター 寿司さんの映画レビュー(感想・評価)
コーカソイドの偏見がこれでもかと詰まったフィクションです
白人から見た有色人種の脅威を描いた世界。
所々に差し込まれるアジア圏の生々しい生活感(露天の食肉や生魚の演出)が、欧米人から見たアジア人の不気味な部分を殊更強調し、アジア人に対する嫌悪感を刷り込もうとしているのが目立つ。
水道事業をめぐってクーデターの起きた東南アジア国家という舞台設定の映画だが、
何百年と人種差別の絶えない本国アメリカにおいて、リアルタイムでBLMという暴動が勃発しているのがとても皮肉(2020年現在)
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