「聴きに行きたくなる」ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声 spicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
聴きに行きたくなる
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主人公がいじめや中途入学のハンデを乗り越えて独唱パートを務められるまでになり、人々の心を打つ歌唱ができるようになった矢先に消えてしまったソプラノの声。驚く主人公に教師は伝える。「君はひとときの間、神さまから歌声を借りていたんだ。その歌声はまた次の子に受け継がれていくんだよ。」ここで涙腺崩壊。w
主人公は質問する。「僕はなんのためにこんなに厳しい練習をしていたの?」「強くなるためだ。」成長期の少年を預かり、合唱の技術だけではなく一人の人間としての生き方を教える、全寮制の合唱団の世界。よきかな。
作品中の歌唱だが、主演の男の子が本当に唱っているそう。この作品で「ハイD」という用語を初めて聞いたが、この声と身にまとった雰囲気と演技力と、この子も神さまから貸し先に選ばれたのだと思った。
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