劇場公開日 2015年5月16日

  • 予告編を見る

「悲劇と喜劇のジェットコースタードラマ」国際市場で逢いましょう 坂田亭さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5悲劇と喜劇のジェットコースタードラマ

2015年5月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

韓流とだけあって、劇場内は50〜60代で賑わっていた。ロビーのポスター脇には、泣いてしまう方用にと、ティッシュが用意されているのを見て、少し引き目を感じながらも、鑑賞。まんまと泣いてしまった。127分というスパンの中に、主人公の一生を、悲劇から始まり、喜劇悲劇喜劇....と繰り返されながら、ストーリーは進められてゆく。韓国はよく亭主関白が多いといわれるが、この作品では、主人公ドクスの、大黒柱として家族、一家、一族を守り通さねばならぬという想いが、痛いほどに描かれている。(父親の一言がきっかけとなるのだが....)また、いまとむかしを振り返るカタチを映像を通してうまく、展開している。素晴らしい。ひとつ、ぎこちなかったところと言えば、ドクスとドクス妻の老後の特殊メイク(?)だろうか。それ以外は、何も言うことがないだろう。

sakatea