「2ページ余ったこち亀の楽屋オチを思い出した」ピンクとグレー 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
2ページ余ったこち亀の楽屋オチを思い出した
原作未読
『贅沢な骨』『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『北の零年』『パレード』『劇場』『窮鼠はチーズの夢を見る』の行定勲
脚本は『劇場』『渦が森団地の眠れない子たち』の蓬莱竜太
行定勲作品は雰囲気を楽しむようなものが多い気がする
それができない人たちには向いていない
大ヒットした作品もあるが大多数は大衆向けとはいえないかもしれない
イオンシネマのようなシネコンよりスクリーンが3つか2つのミニシアター系がよく似合う
こんな内容だがわりとヒットした
なぜかヒットした
わからないものである
エキストラ俳優として芸能界デビューした若者2人の話
ゴッチとリバちゃん
ヒロインは夏帆
あんなに仲が良く一緒につるんでいた2人だったが
白木の姉(小林涼子)はステージでダンスの最中に転落死
菅田演じる河田は中島演じる白木のバーター
そのバーターも河田は白木を意識するあまり拒み始める
白木はスター俳優の階段を昇って行くが河田はパッとしない
数年後首を吊って自殺している白木を河田が発見したところからモノクロ映像になる
世界はガラッと変わり柳楽優弥が白木になる
中島は白木の友人で自殺した白木を発見した河鳥大になる
菅田将暉は河鳥の自伝的映画『ピンクとグレー』の主演俳優成瀬凌
夏帆はサリー役の三神麗
モノクロの夏帆は言葉は悪いがアバズレになっているのが良い
こっちの方がゾクゾクしちゃう
オッパイが沢山出るシーンはなぜかモノクロから白黒になる
行定勲作品に出演できると喜んでいた女の子達が可哀想でならない
モノクロに柳楽優弥だけカラーで登場
2人の抱擁でカラーに戻る
前半は菅田中心で後半は中島中心
ジャニーズファンには申し訳ないがHey!Say!JUMPの中島って人はあまり知らない
やっぱり菅田将暉でしょ
菅田に比べるとどうしても中島が薄い
芸能事務所社長小泉役にマキタスポーツ
芸能事務所社員に篠原ゆき子
監督役に橋本じゅん
河鳥の彼女役に岸井ゆきの
モノクロの事務所社長に千葉哲也
スタッフ役に矢柴俊博
白木の母親役に宮崎美子
岸井ゆきのってわりと小さいんだなってことを知った
志田未来と同じくらいとは思わなかった
ハリウッド女優も韓国人女優も全体的にでかいけど僕は絵面として日本の方が好きだな
まさしく「しょうもな」
観る人によっては欠伸が出るし眠くなるかもしれないが凝った作りなので星3つ