劇場公開日 2016年1月9日

「中盤での展開は面白いが」ピンクとグレー オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5中盤での展開は面白いが

2016年1月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2016年最初の作品はこれ。開始〜分後の衝撃なんて告知されたら大体見てしまう宣伝効果様々な作品。

決して面白くなかったわけではない。むしろ俳優陣の演技はすごくよかった。
今大人気の菅田将暉は評判に負けない演技力だし、デビュー時にヘイヘイヘイヘイ言ってた山田涼介一強のアイドルグループの中から久々に出てきたと思ったらやたら男前になり、演技もこなすようになった中島裕翔もすごくよかった(別にファンではない笑)
未だに夏帆がJK役をやってもまだイケることにも驚いたし、突然柳楽が出てきて後半をほぼ持ってくってのもよかった笑。

だけどやはりオチが弱い。確かに中盤での展開には驚いたし、すげぇともなった。そっからの演技の変化とかすごい面白かったけど結局はゴッチになりきれなかったリヴァがもがくだけの映画。芸能界の裏事情的なのを経験して絶望し、自殺を図った中島リヴァが柳楽ゴッチに何を言われて何を理解して救われたのか?そしてラスト爽やかな感じに終わったのはなぜか?そこが微妙だった。

期待してたのはゴッチがめちゃくちゃな腹黒で何かしらの理由で逆にリヴァに嫉妬してて自身の死を以って復讐する的な展開(性格の悪さが前面に出過ぎて自分で引く笑)

まあでもやっぱ菅田将暉の演技よかったからなぁ前半のちょっと情けなくて、中島ゴッチの影に隠れてしまうことをコンプレックスに持つ青年をうまく表現してたと思ったら後半から急に個性出してきて、チャラ男ながらも実力派俳優かつ芸能界の生き方を知っている曲者感全開の演技を使い分けていた。今の時代に誰があんなマフィアみたいなカッコすんだって思ったけどね笑。

気になったのは渋谷のデカイ看板で白木蓮吾のローマ字表記の中でGOだけで赤かったのはあの『GO』(行定勲作品)を示したかったのかなってのとゴッチ主人公の映画の主題歌をゴッチ(アジカン)歌うんだねって1人でニヤニヤしてた(キモい)

オレ