「息子もスナイパーの道を」山猫は眠らない4 復活の銃弾 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0息子もスナイパーの道を

2020年8月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 国連軍に所属するブランドン・ベケット軍曹は、父とも疎遠になっていて、高校でも何度も停学処分をくらっていたり、命令には背きがちな性格だった。その性格を直そうと海兵隊に入ったのだが、無許可離脱や怠慢行為により諮問委員会にかけられることに。

 独立したコンゴは政府軍と反乱軍の対立で危険地域とされている中、ベルギー人農園主がその反乱軍領土内の邸宅に固執していたため、救出命令がブランドンに下る。しかし、現地で農園主を保護するも、何者かによって部隊は全滅、ブランドンだけが生き残る。現地ハンターの協力や父トーマスの元相棒というリチャード・ミラーの教えによって、農園を襲った狙撃者を見つけ出そうとするのだった。

 銃創から取り出された弾丸はロシア製ライフルではなくアメリカ軍のものだとわかり、国連軍内部に犯人がいるのではと疑い、隊を離れて狙撃者を捜し出すストーリー。黒幕はアメリカにとって都合のよくなるよう、武器を横流ししてるという疑惑。かなり社会派サスペンスの様相も帯びて、狙撃者へと成長するブランドンのアクション、強い味方となるミラー(ビリー・ゼイン)の頼もしさを描いていた。

 犯人は“イタリアン”ことビンセント・マシエラか?!緊迫する狙撃者対決と、幼いコンゴの子どもたちを助けるハンター、チャンドラーやミラーの活躍に圧倒される。スナイパーテストに落ちたのに、やっぱり父親が親友ということもあり、同じDNAを持つ息子も育てなきゃという運命の絆さえ感じるのだ。ラストはやっぱりね~といった感じで、いい仲になった上官のエレンも頑張った。今回限りみたいだけど

kossy