「観ていて幸福感を感じる」マイ・インターン toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)
観ていて幸福感を感じる
とても好きな映画。11月10日に2度目の鑑賞。
ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイの共演が公開前から楽しみだった。
そして実際に観たら期待以上だった。
物語は時代を反映している。70才になっても元気だし社会に参加したいと思う高齢者と、若き女性経営者。
映画ではこの二人の関係性が想定通りの展開を見せる。でも脚本が良くできていて、流れが自然だし
説教臭くない。二人がどちらも魅力的だし、周りの人たちも基本的にいい人ばかり。
高齢者と今時の若者との関わり方が理想的。若者は老人をばかにしない。老人は長年培った知恵を伝授するが決して偉そうにしない。新しい物にも興味を示し適応しようとする。デ・ニーロ演じる高齢者の人柄が
良くて、尊敬を集め、頼られる存在になっていくのも納得できる。
世の中には老人をばかにする若者や、偉そう・わがまま・すぐに怒るといった"老害"を撒き散らす人も
いるが、この映画に出てくるような人がいたら応援したくなる。
乗り越えなければならない困難や悲しい出来事もあるが、人生は良いものだと感じられる、
観終わってもいい気持ちでいられる作品。
コメントする