ブラック・スキャンダルのレビュー・感想・評価
全142件中、21~40件目を表示
何でも疑え
FBI史上最大の賞金首になったジミーことジェイムズ・ホワイティ・バルジャーの物語。元手下の証言から振り返る。
サウス・ボストンの縄張り争いにアイルランド系マフィア、イタリア系マフィアがいてFBIも絡んでさぁ大変!
ジョニー・デップ、ベネディクト・カンバーバッチ、ケビン・ベーコンなど豪華な俳優陣にて淡々とマフィア話が進む内容は「アカデミー賞でも狙っている脚本?なの」と臭わせムード。
また、今迄観てきたマフィア映画からジミーにマフィアらしいドッシリした構えや組織力があまり感じられず残念。
豪華俳優陣なのでつまらない事は無いのですが、面白くもなく自分自身も淡々と終了。
州議員のカンバーバッチの絡みや、マフィアとFBIの駆け引きがもっとあればと残念です。
ジョニー・デップ
ケヴィン・ウィークス(ジェシー・プレモンス)の独白、密告で始まる。ジミー(デップ)の弟ビリー(カンバーバッチ)は州の有力政治家として活躍していた。バルジャーの幼なじみであるジョン・コノリー(エドガートン)がFBI捜査官として、ジミーの情報を頼りにイタリア系マフィアの壊滅を目論み、その報酬としてジミーの犯罪を見逃していたという構図。
政治家やらFBI捜査官を味方にすれば怖い者なし!という感じだが、殺人事件は増える一方で、どうにもならなくなった。ジョニー・デップの渋い演技がなかなか良かった。
試写会で鑑賞。 兄弟と幼馴染の3人が大人になって利害関係をもとに、...
試写会で鑑賞。
兄弟と幼馴染の3人が大人になって利害関係をもとに、犯罪に加担していく。
実話がもとになっているらしいが、実話だと最後のオチが拍子抜けに思えることも。
更生する方向にいかなかったのか。。。
よくある話
史実に基づいてストーリーは、よくある話だった。この映画の見どころは、豪華な俳優陣がそれら持つ癖を殺して演じていたところ。ジョニーデップ独特の顔の動かし方、ベネディクトカンバーバッジ独特の話し方、そういうの見えてこない映画だった。ダコタジョンソンも可愛らしさを残しながら母親をしっかり演じていて好印象。
間違いなくヤバイ奴、ジョニデの狂気が半端じゃない
自分の中ではハゲヅラなジョニー・デップのイメージばかりが先行して、話そのものにはいまいち興味が持てない映画だったのですが、見てみたらむしろよくあるギャング映画よりもこの映画の方が好き、と言うか今まで感じた恐怖とはまた違ったタイプの狂気を感じられて、地味ながら予想以上に見応えを感じた作品でした。
やはりジョニデは単にギャラを多く貰いすぎな役者ではないですね、コスプレじゃないジョニデはしっかりと演技の方で魅せる、ってまあ最初はコスプレに近いジョニデのハゲヅラ映画だと思ってちょっとナメいた節もありましたけど、とりあえずこの映画はさすの存在感を見せたジョニデの役者力を十二分に堪能できる映画ではあったかなと思いましたよ。
ただマフィア、FBI、政治家、この幼馴染3人の関係性で作り上げる映画と宣伝されていた割りに、終わってみると政治家はほぼ絡んでなく、ベネディクト・カンバーバッチ詐欺だったと言えなくも無いような・・・。
まあそれだけジョニデだけで客が呼べる時代ではなくなったと言うことなんでしょうか。
幼少期の3人がどう言った形で絆を築いていったかも描かれてなかったですし、予告編やあらすじを見て鑑賞意欲をそそられた方は、意外と肩透かしを食らった方も多かったのではないでしょうか。
しかしジョニデが演じたジミーの狂気だけでも、私は十分お腹一杯になった映画でしたね。
序盤からジミーはとにかく異常なまでに神経質で、こいつを怒らせたらヤバイ雰囲気が十二分に漂っていました、まあホント緊張感が半端じゃなかったなぁ。
少しでも自分の足かせになりそうなら味方でも即排除、人に見られていなかったら何でもあり、その徹底振りには身震いさせられましたよ。
ほのぼのとした食事時でも、何なのあの一転ぶり・・・レシピぐらいであんな感じに凄まれたら、たまったもんじゃないな(苦笑)
でもある意味人間としては可哀相な人だね・・・。
一方マフィアとズブズブの関係だったFBIのコノリーは、ジミーと比べると小物感が半端じゃなく、末路も容易に想像できる人物でしたので、ホントこれはジミーの、ジョニデの引き立て役としてナイス悲哀っぷりでした、ジョエル・エドガートンはいい感じに小物感出してましたね。
まあ話的にはアメリカ史上最悪の汚職事件を描いた映画を見た感はそれほどなく、あくまでジミーの狂気にただただ震えた映画でしかなかったですが、私はそれが逆に良かった、地味ですが意外と好きな作風の映画でした。
怖さが伝わる映画
ジョニーデップのなりきった演技がさいこうです。評判の良くない映画ですが、じっとりとした怖さが、ビリビリ伝わる映画でした。バルジヤーの怖さをリアルに表現した映画かもしれません。アクションシーンが少ないですが、その分静かなシーンに怖さがつたわります。
予告編とは、内容が違うような気がします。
ジェームズホワイティバルジャー
やや禿げ上がった髪をオールバックにキメてティアドロップのグラサンかけて革ジャン羽織ったバルジャーがやたらスタイリッシュ。橋袂のバルジャー墓地。別に大豪邸に住んでたわけでもなく、巨大組織だった訳でもなく、マフィアの敵、地元をプロップスを集めるギャングの走りみたいな。いかついアメ車を乗り回すストリートの悪党感が素晴らしい。IRAに武器提供したり、弟が上院議員で大学の総長って話も素晴らしい。ボストンのサウシーの大悪党。
役者のムダ使い
知名度のある俳優を散らばせといて登場人物の描写が薄く特にK・ベーコンの起用のムダさ。
「クレイジー・ハート」と個人的に大傑作な「ファーナス 訣別の朝」の監督で久々に正統派なJ・デップと実録ギャング物で相当な期待をしていたが話の進むテンポも悪くて70年代のボストンの雰囲気もイマイチ。
ギャングの妻に汚職FBIの妻とこのヒロイン二人の描き方も雑でまぁB・カンバーバッチの存在が一番雑な演出ですが。
実話を走り書きの脚本に何ら捻りも無い演出描写で単調な作品になった気が。
サリンジャー演じてた時の方がまだマシで今回のJ・デップは巧いか!?
そうだデリンジャーでした。
全142件中、21~40件目を表示