「アクション映画と言うよりは青春学園コメディ映画かな」ベアリー・リーサル スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション映画と言うよりは青春学園コメディ映画かな
予想以上に学園コメディ色の強い作品でしたね。
まあこれはこれでそれなりには楽しめましたけど、この設定ならもう少し本格的なアクションも見たかったかな。
最初と最後に申し訳程度なバトルがあった程度でしたもんねぇ。
ベタながら青春学園物としてはまずまず見れるものだっただけに、アクションシーンもしっかりと描けていれば、意外な拾い物の一品になった気もするので、ホント勿体無い作品だったなと。
まあ暗殺者養成施設で育った少女が組織を抜け出して憧れの高校生活を送るアイドル映画として割り切って見れば、十分楽しめる内容ではあったかと思いましたけど。
カルチャーギャップ的な笑いは、クスッと笑えて本当に微笑ましかったですしね。
ただ主人公メーガンを演じたヘイリー・スタインフェルドは、どちらかと言うとアイドル系の可愛さとはまた違ったタイプなんで、画的な微妙さは正直感じましたけど(苦笑)
そのギャップもまた、可愛らしいと言えば可愛らしかったんですけどね。
むしろアクション映えしそうな体型なので、やはりアイドル映画よりもアクション映画の方で見たかったなぁ。
個人的お目当てだった女殺し屋役のジェシカ・アルバは、最初と最後にメーガンと対決するぐらいで、出番は相当少な目、悪役としての存在感もかなり微妙と言うか、やっぱりジェシカ・アルバはジェシカ・アルバだった的な・・・でもそんな演技力も何だかんだでツボだったりはするのですが、とりあえずもう少し見せ場を作って欲しかったです。
むしろソフィー・ターナーが演じたメーガンのライバルの方が、悪役としては見せ場たっぷりでいい味出してましたもんね。
組織の鬼教官役サミュエル・L・ジャクソンも、何だか中途半端な役どころでしたねぇ。
そんなオチで良いのかいと、甘っちょろ過ぎて苦笑いするしかなかったです。
まあ恋に友情に家族愛に、あくまで青春コメディと割り切って楽しむのが吉でしょう、主人公が青春映画や青春ドラマのみで固めた知識で学園生活をする笑いはまずまずのものがありましたし、アイドル映画らしい恋と友情もまずまずのものはありましたから。
向いてない悪役を演じてやっぱり微妙なアルバ萌え的な部分も、ある意味見所と言っていいのかな?(笑)