「見終わった後の達成感」名もなき塀の中の王 ゆるさんの映画レビュー(感想・評価)
見終わった後の達成感
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各登場人物の描かれ方が絶妙な本作。
基本的に出てくる人物は犯罪者(=社会的悪とされている人物)にも関わらず、
その中でも感情移入してしまうのはキャラクターとしての魅力、人間としての魅力をうまく描けているからではないでしょうか。
また、父親と息子のそれぞれの立場からの葛藤がとても良かった。
最初、反抗期かのような態度で接する息子が、
セラピーや仲間との時間を経て精神的に大人になっていく過程で、
脚を引っ張る親の存在。
その苦しみや葛藤が痛々しいほどにリアルでした。
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