「まあまあだった」ファンタスティック・フォー 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあだった
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冒頭のDIYで機械を作っている場面はとてもワクワクした。
物をテレポートさせて行先がどこかも分からないままなんとなくで、しかも毎回同じ場所に飛んでいるのは、リアル路線でやろうとしている割にいい加減だ。
ゴム人間や岩男、燃えている人、透明人間などアホみたいな特製のヒーローにリアルな背景を持たせようと頑張っているのだが、それがどう頑張ったところで後付の設定以上にはならない。異世界の星のパワーがなんなのか、なぜ人によって特性が違うのか、適当な印象がもたらされる。食い合わせの悪さ、そもそもの発想の時点で失敗している感じがした。『俺たちファンタスティック4』みたいなコメディにした方がよかったのではないだろうか。
敵も元々仲間でちょっと性格が悪いくらいだったのに、人類を滅ぼすならまだ分かるけど、急に地球を滅ぼしたがるのは飛躍しすぎでアホっぽかった。いじけすぎだ。クライマックスのバトルは、画面がずっと暗くて眠くなった。
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