キングスマンのレビュー・感想・評価
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グロいけれど超スタイリッシュ。問答無用の新生スパイ映画!!
【賛否両論チェック】
賛:アクションシーンが非常にスタイリッシュで、新鮮味がある。加えて、スパイ映画特有のドキドキ感も顕在。深く考えずに観られるのが嬉しい。
否:R-15でもあるので、描写はメチャメチャグロい。スパイ映画特有のツッコミどころも満載なので、リアリティー重視の人には不向き。
“スパイ映画の常識をぶっ飛ばす”というキャッチコピーの通り、これまでのスパイ映画にはないような、スタイリッシュなアクションシーンが繰り広げられます。手が飛んだり首が飛んだり、描写そのものはかなりグロいはずなんですが、それをあまり苦痛に感じさせないような映像美が感じられます。それでいて、スパイ映画特有のストーリーや仕掛け等、昔ながらの遊び心も満載です。新旧のイイとこどりとも言えるかもしれません。
そして本作では、「英国王のスピーチ」や「マジック・イン・ムーンライト」といった、人間ドラマの印象が強いコリン・ファースが、華麗でキレッキレなアクションを魅せています。紳士の見た目に油断するチンピラ達を、バッサバッサと倒していくシーンなんかは、非常に痛快です(笑)。
グロいのが苦手でさえなければ、この新しいスパイ映画の感覚を、是非劇場でご覧下さい。
お笑い! 階級闘争
クライマックスでみんな「ボーン、ボーン、ボーン」「監督がマシュー・ボーン」だけに。というオヤジギャグが言いたくなるほど観た後の気分が、痛快!痛快!
これはヒットするわけだと納得。納得。だって自分(観客)より“上の”連中が全て「ボーン」するのだから。
映画の中で『大逆転』『プリティ・ウーマン』『マイ・フェア・レディ』が出てくるように「人間の貴賤は身分の差ではなく行動(マナー)である」きわめてまっとうなテーマでここまでドン引きスレスレの描写する監督は「さすが!」としか。
しかも行動(マナー)が前半の訓練シーンで貴族のいやらしさ描写しつつ同時に悪役のIT長者やインテリ(マーク・ハミルもボーン)のいやらしさを描写して古くからの階級&格差社会勝者の連中が“みんな敵”の中でどうして“正義”をつらぬくか?の伏線になっていて、このクライマックスの痛快さにつながっているのだから、この映画の本質は階級闘争なのかもしれない。
だから、ラストでエグジーがスウェーデン王女が「いたす」のは007のラストをダブらせながらも身分の低い者が階級社会には勝利したといってもよい。
ちなみにコリン・ファースもトム・クルーズも50代。最近のオヤジは、なんか凄い!
完璧なバランス!
「紳士は学ぶことによって、『成る』ことが出来る。」
10/5 TOHOららぽーと磐田にて再見。
2015秋の傑作「マン」もの2度観ミッション完了。
稀に出逢える「全てのパーツが、カチッと完璧にハマった」だと改めて感じた一本。
「観るか観ないか?!」とは先の感想で述べたが。
このように雑妙なバランスの取れた作品(エロ・グロはテーブルスパイスだよ)を、ちゃんと自分の意思で観られる土壌が。
映画を取り巻く環境を、そして映画を観に行く個人を育てる、共生winwinな状況を作るのだな…
と、しみじみ感じた。
(稀とは言ったものの近いところで「チャッピー」もそうか…うわ、思うところ更にいっぱいだ。)
個人的には「キック・アス」以上に評価したい作品。
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なんだろう…纏めようにも言葉にならない「観るか観ないか?!」の一本。
本当に「センス」だけで圧倒出来る監督ってのはいるんだな…
今作のマシュー・ヴォーン、そしてダニー・ボイルとか。(エドガー・ライトは冒険し過ぎだね笑)
米国監督には無いこの感覚、多分に自分の好みもあるけれど…
スタイリッシュで、下世話で明け透け。
でも伝統的で格調は忘れない。
「監督の仕事の80%はキャスティング」とは監督の談だけれど。
本当に今作でもコリン・ファースが効いている。
そしてほぼ新人の主人公ベグジー選びもドンピシャ。
どれが足りなくても「おふざけ」で終わる、バランス感覚の妙…
が、「センス」なんだろうな!
テーラードのスーツの裏側で、下品で下衆いのも確か。(そこがシビれる!)
「食べて祈って恋をして」な「プラダを着た悪魔」には、決してオススメしないけれど…
「王女様とキスするのが夢だったんだ!」からの下り。
そして「威風堂々」をこんな風に使うか!という悪ノリを解して笑える方とは…
ぜひ仲間として一緒に観たい作品!
人間っておバカね
ミッション イン…より、興奮する!
スカッとする最高の映画!
まず予告編は上手い作りだと思う。見せすぎてるようで見せすぎてなくて見たくなるように作ったのはお見事。
しかもその肝心の本編がさらにお見事!
とにかくね…今年一番のエンターテイメント作品は今作って言ってもいいくらいに楽しすぎる作品。
教会でのバトルロワイヤルとか、『キックアス』よりさらに磨かれたアクションシーンとか見所がありすぎて困るのだが、とにかくクライマックスがもう最高。
クライマックスまでジェットコースタームービーってな感じでもうここで大満足だった訳なんですよ。
だけど、映画はさらにその先へ導いてくれる。
このクライマックスは、今までたくさんの映画を見てきたけど映画を見て初めて「なんだこりゃあ!!!」と叫んでしまった(笑)
その後のボスとのアクションシーンも潔くて、短いのに充分強さが伝わって漫画みたいな決着をつけてくる(笑)
終わらせ方も良いんだな。
〈マークストロング〉が、おいしい部分を持っていき、笑って終わらせる…かと思いきや最後の最後に観客にスカッとさせる。
もうとにかく、こんなに楽しいのに、こんなに面白いのに、小ネタとかいろいろとニヤリと笑いがあるのに、ストーリーまでもしっかりしてるから最高だった。
軽いスパイ映画だから好き嫌いはあるでしょうけど(R15なんだから過激さに不満を言うのはおかしい)、こんなに楽しい映画は今年一番だと思う。
とにかく最高の一本なんで気になる人は絶対に劇場でご覧ください。
〈マシュー・ボーン〉監督、大好きだ〜!
できたら次回作はもう一度クロエちゃんを出してほしいな…(スパイ映画、絶対に合うと思うし。妹役にぜひ!)
パグ犬、可愛いかった…
往年のスパイ映画へのオマージュを至る所に散りばめていて唸らされまし...
今更ながら鑑賞
不適切にもほどがある!
ネトフリオリジナル『忍びの家』と比べて
やっぱりスパイ映画はこうでなくちゃ!としみじみ思わせてくれる映画。
防弾加工が施されたスーツやナイフが仕込まれた革靴、通信機能付きのメガネはもちろん、”紳士”を意識した防弾加工など色々小細工が仕掛けられてる傘や、猛毒入りの万年筆、手榴弾になるライターなど、幼心をくすぐる小道具が多く心躍る映画体験だった。
ネトフリオリジナルの『忍びの家』はミッションインポッシブルに足りず及ばずであったが、決定的に何が欠けているとすれば、手裏剣やクナイ、鉤縄に、キングスマンのように最先端の化学技術が応用されていないことであろう。そして国を裏で支えてきた由緒正しい集団にしては組織も服部家も金が無さすぎる。
花沢健吾の『アンダーニンジャ』を参考にすればよかったのに。。
忍びの家の話は全く関係ないのでこのくらいにしておく。
主人公の相棒が冴えない(しかし土壇場で役に立つ)というのはまあある意味映画の王道パターンであるが、キングスマンにおいてはせっかく生かしたパグが活躍する場を見れなかったのは残念。
頼りないパグがかっこよく主人公をサポートする姿が見たかった、、!
エージェント候補が何人かいて女の人が1番優秀というのも毎度のお決まりパターンで、大体の映画ではそのまま死んでしまうというオチまでがセットなので本作もいつ死ぬかとヒヤヒヤしていたがまさかの生き残ってびっくり。
登場人物が最小限に抑えられているのも見やすくてよかった。
バレンタインの携帯から特殊な超音波を出すことで人間の攻撃欲を煽り自制心を緩ませるというのはいささか無理があるように思う。しかし環境問題の為の人類縮小計画というのは勿論ありえない解決策だが、理にかなってはいるので、ミッションインポッシブルなんかでよくある「世界を支配するための核爆弾」などに比べたら全然納得出来る理由なのもよかった。
スパイ映画の新基軸
これは楽しい!アクションシーンもカッコいい。 悪役サミュエルがハマ...
想像以上に豪快爆笑な映画!面白かった!!
洒落が効いてて心地いい。
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