しあわせはどこにあるのレビュー・感想・評価
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大冒険ストーリー!?お目当ての財宝は"しあわせ"
「LIFE!」や「エリザベスタウン」女性ものなら「食べて、祈って、恋をして」の系統にあたるよくある自分探しモノ。この系統は案外好きなジャンル。
仕事の意味を見出せなくなった主人公が絶体絶命のピンチにも遭いながらも上海、チベット、アフリカ、LAと「しあわせ」を探しの旅をしていくストーリー。
作中にもインディジョーンズやタンタンの冒険の話題が登場したり、主人公は探検家の格好だったりとわざと冒険モノっぽいつくりに仕上がっているのでワクワクしながら鑑賞できるのではないでしょうか。
チベットへはどうやって行ったんだ?
最後はタイトルで連想される某有名作品の結末に収束する訳で、そこは意図しての命名だと思われるのでとやかく言わないのですが、そこに至るプロセスで主人公に感情移入が出来なかった。
一つには、私自身が鬱病で心療内科にかかったことがある、という点。
移動などのコミカルな表現も悪くなく、ご都合主義的な展開もまあいいかと思いはするものの、自身は冒頭で笑いの対象にされている側だったりする訳で。
患者の訴えを適当に聞き流してストレスを抱えて、患者を放り出して長期間の一人旅。ひょっとしたら実際のお医者さんもそういう状態なのかもしれないけど、その主人公の設定がどうも受け付けない。
もう一つは、主人公は庶民の代表のような描き方をされているが、お医者さんなのである。決して地位を捨てて当ての無い旅に出た訳ではなく、家には彼を待っている彼女もいるのである。
そういう旅行をやってみたいと思いながらも、仕事持ちの庶民にはなかなか出来ない。そこが引っ掛かる。
そんなわけで結局、最後も納得出来たような出来なかったようなで終わってしまいました。
で、表題件。
最初の方のエピソードでチベットに行くシーンがあったのですが、あれはどうやって行ったのでしょう?
まさか、中国から「山へ行こう」で、すぐに行ける想定なのでしょうか?
難民がどうのというセリフもありましたし、本土ではなくネパールかインド側だと思ったのですが…
王道の映画
自分探しの旅
百聞は一見に如かず。世界を知って分かる、本当の“幸せ”。
【賛否両論チェック】
賛:様々な出逢いを通して、自分の身近にある幸せを再認識していく主人公の姿が清々しい。色々と教訓になる格言も多数登場。
否:思いのほか難しい話や下ネタ、暴力シーンなどがあり、デートや家族での鑑賞は不向き。
イメージとしては、ベン・スティラー監督&主演の「LIFE!」を、もう少し難しくした感じでしょうか。平凡すぎる毎日に、幸せを見失ってしまった主人公が、旅先で出逢う様々な人々や困難に仰天しながらも、その度に新しい価値観を知り成長していく様子が、新鮮かつ清々しく描かれます。彼が最後に辿り着く“幸せ”に対する答えも、少し難解ではありますが深いです。
暴力シーンやラブシーンなんかも結構ありますので、お子様やデート向きではなく、退屈な日常に病み始めた大人の皆さんの、処方せんとしてオススメの作品です。
人間味に溢れるサイモン・ペッグの魅力爆発な作品。
特筆すべきはサイモン・ペッグの人間味に溢れる魅力。
古い友人に寄生される普通……いや少し……いや大分駄目な男。
優秀過ぎて周りから疎まれる、空気が読めない男。
破天荒だが過去の栄光から逃れられない男。
“(色々な側面で)駄目な男”を演じさせたら天下一品。
本作でも過去に囚われ成長しきれない“駄目な男”を熱演してました。
話自体はオーソドックスなベタな話。
日常に辟易とした精神科医が「幸せとは何か?」を調べる旅に出る。
近年の作品では映画「LIFE!」を想起させますが。
よりライトで、より人間臭く、よりハッピー。
展開の端々にご都合主義を感じない訳では無いですが。
サイモン・ペッグの人間的魅力が何とかかんとか話を成立させています。
脇を固める俳優陣も少数ながら豪華な面々を用意しており、オッ!?という驚きがありました。
長年の相方役のロザムンド・パイク。
映画「ゴーン・ガール」を想起させ若干の違和感を覚えましたが。
彼女本来の世話焼きかつ何処か我慢している雰囲気が適役でした。
あと“全裸でアンテナ男”で有名なステラン・スカルスガルド。
ジャン・レノ、クリストファー・プラマーがシレッと出ていることに痺れました。
人間味に溢れるサイモン・ペッグの魅力爆発な本作。
世界旅行を前提とした大規模な“2時間ドラマ”的な慰安旅行感があるのは否めませんが。
また世界各地で英語が自然に通用する“不自然さ”はありつつも。
各所で地元民を虜にするサイモン・ペッグの言語を介在させない交流はグッときました。
また主人公ヘクターの少年時代を大事に何度も描いた点は好感が持てました。
ベタで斬新な設定は無いものの普通に面白い。
オススメです。
この冒険物語は、小学校高学年以上のお子さんとご両親とで、ご一緒にご覧ください!
LiLiCoさんの、冒頭のTeach-In-Speechでは、“男性版-おとな向けの幸せ探し”との前振りでしたが・・・・・、
こちらは、夏休み前に、お子さんとご両親で一緒に観ておくと、読書や家族旅行でのバリエーションが膨らんでゆき、“8倍!”ぐらい充実してゆきそうな気がする作品でした。
“色彩も豪華”、“景色も豪華”、“出てくる食事もなんとなく豪華”、“俳優さんへのギャランティーも、ちょっと豪華そう”・・・・・、そして、大人も子供も、どこかで見たことがあるなあと感じる、心が明るくなるライフ・スタイルへのヒントを、いくつも見つけることができそうな、“かなり豪華な冒険物語”でした。
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