「食べて、ダベって、モノマネして」イタリアは呼んでいる 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
食べて、ダベって、モノマネして
日本のバラエティーでも出来そうな、中年オヤジ二人がミニクーパーに乗ってグルメ探訪。
一本の作品としてユル~く楽しめるかと思ったら、シリーズ物。現在、3作目まで作られてるそうな。(1作目『スティーブとロブのグルメトリップ』、2作目本作、3作目『スペインは呼んでいる』)
序盤、キャラや設定の説明ほぼナシにすぐ本題入ったのはその故か。
かと言って全く話に入れない事は無く、すんなり二人とマイペースグルメ旅へ。
青い海空、魅惑的な街並み…。
こういうご時世だからこそ、イタリアのリゾート地をたっぷり満喫。
風景はいいが、食事はただ食べるだけで、もうちょっと映えやリポートも欲しかった。
人生行き詰まりの中年男二人の物語でもある。
悲哀も滲む。
若者たちを見るとボヤキが出、魅力的な女性に鼻の下を伸ばす。
正直作品的には他愛ないが、愉快なのは主演二人の掛け合い。
何と言っても、モノマネ。
デ・ニーロ、パチーノ、マイケル・ケイン…。
ケインから飛び火して、『ダークナイト ライジング』のクリスチャン・ベールとトム・ハーディをディスりモノマネ。そんなに発音悪い…?
ここら辺面白いが、それなりに映画を見てないとわかり難いかも…。
スティーブ・クーガンとロブ・ブライドンの本人役。
…正確には、“本人と同じ役名”。
そんな二人で、食べて、ダベって、モノマネして。
ほぼほぼ二人の素のドキュメンタリー…?
もし日本だったら、誰と誰が?…というのも面白いが、
もし二人が日本旅行するなら、何を食べて、何処に行って、誰のモノマネするのか…?
そんな事考えながら見てた。
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