ぼくらの家路のレビュー・感想・評価
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胸が締め付けられる
邦題はちょっと解説しちゃってる。原題のジャックの方が、考えさせられて良いと思った。この母親、愛があるのかないのか?お気軽過ぎる、親は子のためには色々と我慢しなきゃいけないのにー!それと、周りの大人冷たくないか??施設の職員もほったらかし?ジャックが気の毒過ぎる!
ジャック
邦題はぼくらの家路だが 本国では「ジャック」
ドイツ製作
グリム童話ぽいなとおもった
とても若いお母さんとジャックと弟
おもってたよりも生々しくて 、予想外にジャック視点のドキュメンタリーっぽい感じ
若いながらもお母さんが意外としっかりしててびっくり結局予想通り母子離れ離れになるけど
沈黙が多いなとおもったけれど考えてることに思いを馳せたりできて良いなぁと思った。
全体的にジャックくんが常に急いでる感じなのがすごい気になっちゃう…
それもまた何か意味があるのかな
30分くらいすぎたところで初めて入る音楽が哀しい感じでもあり少し希望を持てる感じでもあって、ジャックの不安と希望を感じられるかなと思った
今までにない終わり方でとても驚いた…
3日間必死に探していたのにママにしたら「ちょっと留守にしていただけ」
ママに会ったが故にママが自分たちのことをなんとも思ってないことに心から気づいて自ら施設に戻る。
こんなにも胸が締め付けられるとは思わなかった。
愛情深い
おにいちゃんが、友達に借りてなくしてしまった望遠鏡を万引きして、その時に弟のことをわすれて逃げ出すけどあとで引き返すシーンが印象に残っている。
彼が大人になった後、この思い出をどう思い出すかきになる。
踏ん張れ、オニイチャン。
甘く切なく苦く、そしてラストが本当に心に刺さる一本。
とにかく観て欲しい、人の親ならば、親になろうと思うのならば。
ドイツを舞台にした「誰も知らない」のまた一つの形。
全く笑えないのは、悲しいかな一緒だけれども。
子供より自分が大事な親が増えた今の時代。
子供はペットでもアクセサリでも無いのだ。
上から目線で、他人事では語れない作品。
ああいう母親も、ああいうしっかりした子どもも多分、それほど珍しくな...
ああいう母親も、ああいうしっかりした子どもも多分、それほど珍しくないんだろうなあ。お兄ちゃんは事がわかってくる年齢だから切ないわ。このような子どもたちが健やかにまっすぐに育って欲しいと願います。
途中で逃げ出したくなった
よくある話、と言われればそれまでなのですが、本当にこれがよくある話なのであれば悲しすぎる。
希望のなさに途中で逃げ出したくなった。
でも、こんなに小っちゃい子たちが頑張ってるのに…という気分。
永遠に開かなそうな部屋の鍵。
永遠に明かなそうな夜の闇。
作中、ばっさり編集してますが、子供達の表情にそのリアルが詰まってる。
ジャックの最後の決断。強くなれ。
強く、幸せになれと祈らざるをえないのです。
ちなみに、予告編は幼き兄弟の冒険の甘い香りを漂わせていますが、これに関しては詐欺と言ってもアワワ
なんで、男の子は棒を持つと振り回すのだろうwww
ドイツでも日本でも、子供に対する社会問題は、根っこが同じ様に見える。映画の中では、色々とご都合主義的描写があり、苦笑する場面もあるが、全体的に纏まった良い作品だと思う。ネタバレ防止のため、ラストシーンについては割愛するが、ラストシーンに至る場面の説明がちょっと不足していると思う。
家族とは・・
ジャックのママへの想いや、弟を守ろうとする気持ちが伝わって来た作品でした。
本当は施設に行きたくなかったと思うのですが、弟の火傷の事で、自分から行ったのでしょうか。
施設先でイジメに会っても、親に心配を掛けると思うので、言えないでしょうね。
それからジャックとマヌエルの髪の色が違うのは、父親が違うのかな?と思いました。
ぼくらの家路
若いシングルマザーは息子達に優しいけど、遊び盛りで無責任。10歳のジャックは6歳の弟を守り、裏切られながらも母親を追い求めている。音信不通になった母親を捜す3日間でジャックが出した結論。
10歳児には過酷すぎるが、それが堅い選択なのかもしれない…
子供を育てる社会を。
この映画は、シングルマザーと息子二人の家族の話だが、子供を育てる社会を問題にした話でもあると思う。
少年たちの母親は、子供を放置して友人と遊んでいる。子供の世話をすることもあり、子供に全く愛情を持っていないわけではないが、深い愛情は感じられない。
子供を育てるのに必要なことは何だろうと考えると、ただ愛情があれば良いというのではないと思う。親が自分を犠牲にしなければならないとまで考えるわけではないが、自分が遊びたいとか、面倒に思うときでも、子どもの世話をしなければならない。それは、この社会に生きる親の責任だと思う。
また、この家族の周囲の人々も、無関心で、冷たく、子どもよりも自分を優先して面倒を嫌がる姿が描かれている。子どもたちにとって、味方は、施設にすらいないように見えるのだ。
そういう社会が現実にあり得ると実感するが、そういう社会にしてはいけない、子どもを育てる社会、子どもにとって安心できる社会にしなければいけないと思った。
切ない
確かにガキどもはムカつくんだよ。うるさいし、悪さばっかりする。ジャックだってやなガキだ。でもその責任は子供には全くないと断言できる。断言できるが、その責任をしっかりとこちらが持てるかどうか…持てないだったら世界は老人だらけになるなぁ。人類も終わりだね、それこそ、さよなら人類。
しかしながら、子供はどんな環境であろうと育つもの。いつまでもママ、ママと慕ってくれるわけでもなく、守ってくれなければ親をも捨てる。
以上が見終わっての漠然とした感想。非常に社会的な作品であったと思う。余計なことを言うと、これは現代版大人は判ってくれないだ!と使い古された表現こそがしっくりくる。
劇中の音楽が気に入ったもののサントラが見当たらず、なんか、この映画を見終わった時のような気持ち…
いい話だけど…
家なき子的な話はさんざんやられてきた話だ。その中でいかにその作品の発想、視点をもつかが大切だと思う。
どうもどこかで見たような感じしかしなかった。是枝監督の「だれも知らない」の方が全然せつない…というような感想しか持てない。ダルテンヌ兄弟の映像スタイルには全然、届いていない。
とはいえ子供の自然な演技は良いかな。
子の心親知らず
元々しっかりした子供が更に大人になる話。
なんて賢く優しく強い良い子なんだ。
母親に悪気はなく、子供を嫌いな訳ではないのがまた痛々しい。
観終わると僅かな憤りと暖かさと切なさが心に残る良作。
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