「意外な所から攻めてきた快作。」バレエボーイズ 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
意外な所から攻めてきた快作。
これは凄い、下手な映画・物語より面白い小説より奇なる一本。
3人のバレエ男子を軸に青春と選定の現実と、そして舞踏で流れる筋肉を追ったドキュメンタリ。
男色家ではないし、バレエなど見るほど高尚ではないけれど、コレには惚れ惚れした。
限界近くまで引きしぼられ、鍛えられた人間の肉体の動き、肉と力の流れ。
そしてそのオーナーの、子供から大人へと渡る(自分たちにも経験のあるであろう)こそばゆく少し恥ずかしい時間の匂い。
「才能」がある故の、お互いの友情・将来への葛藤。
言葉を尽くすより、是非観て欲しい青春作品。
色恋が出ないから余計に爽やかなんだな。
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