「劇場を出た後に見るビルや草木や人間が幻に思える」コングレス未来学会議 輝房さんの映画レビュー(感想・評価)
劇場を出た後に見るビルや草木や人間が幻に思える
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シネマテークが上映してくれたおかげで、名古屋でも鑑賞できた。この狙っていない難解さが堪らなく心地よい。面倒なので現実か幻かなどこの際どうでもよい。
絶妙なバランスで悪趣味に仕上げられたアニメパートは普段の退屈な日常から解放させてくれる。私からすれば映画を見ていない現実こそ悪夢そのものなので、こういうバッドトリップ映画は心の救いである。
アートでおしゃれな映画だったらどうしようと不安だったが、いざみていると真面目でかなりしっかりしているけど、やっぱり馬鹿な面もあるヘンテコな内容で満足。
誰にも薦める必要はないだろうが、「俺は好きだよ?」と言いたくなる嫌いになれない映画なのは確かである。
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