「入った皆様の勇気に乾杯」お化け屋敷列伝 戦慄迷宮MAX カルベさんの映画レビュー(感想・評価)
入った皆様の勇気に乾杯
以前から行きたいと思いつつ、行けずじまいだった超戦慄迷宮。その映画があるというので、鑑賞に行きました。
リタイア率2割という恐怖の迷宮。映画版は、いつもより遥かに怖いという噂の。
トイレだけは事前に忘れずに行きました。
まずこの映画、固定による撮影と、体験者自身による自撮りと合わせて、交互に映し出されます。
自撮りは手ぶれもありましたが、ホラーではかえって臨場感があり良かったです。
お化けは人間が演じている訳なので、機械と違い、何処から来るか、見ている方にもわかりません。
流石はプロのお化け達。思わぬ場所から出てきて、体験者の悲鳴が耳に残りました。
あと戦慄迷宮の作りですが、似たような場所の繰り返しに見受けられました。
あえてそのようにしているのでしょうか。
おそらく、そうやって場所と時間の感覚を狂わせて、精神的にもプレッシャーを与えているのでしょうか。たぶんですが。
何にせよ、リタイアも止むなしと言わんばかりの恐怖と不安を画面から感じました。
ただ残念な点は、一つのホラームービーとして見た場合、中途半端だということ。
どうしても、お化け屋敷の紹介以上のものではない感じでした。
体験者の感想が聞きたかったのに、それがなかったこと。完走者は居たのか位は教えてほしかった。
要は、自分で入って確かめろということなんですかね。
印象に残ったのは、外人のカップル。
一番先行しているようだったのに。完走できたんでしょうか?。
あと、一人で入った男性。最後の脅かしはかなり怖いと思います。
高校生カップルは、最後に置いていかれてしまった彼の身を案じておりますw。
一つ勉強になったのは、この映画を見て、人は本当に恐ろしい時、身動きできなくなるのだと知りました。