劇場公開日 2015年3月21日

「思わず感じる自然への畏怖。忘れてはいけない記憶の物語。」大津波 3.11 未来への記憶 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0思わず感じる自然への畏怖。忘れてはいけない記憶の物語。

2015年3月28日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:津波到達時、現地で起きていた悲劇が詳細に伝わってきて、深く考えさせられる。同時に、復興に向けて一歩ずつ歩み出している被災地の〝強さ”にも、頭が下がる想い。
否:3Dの必要性には疑問。震災時の生々しい津波の映像が多く登場するので、当時の記憶を思い出すのが辛い人は、絶対に観ない方が良い。

 震災当時、現地で何が起きていたのか。実際に体験した方々だからこそ語ることの出来るお話の数々に、思わず胸にこみ上げる物があります。そしてそれ以上に、今も現在進行形で復興に向けて歩みを進め続けている方々がいらっしゃることに、改めて頭が下がる想いです。驚くべきことに、多くの被災地で、1年を待たずして農業や漁業が以前のように再開されているそうです。
 3D映画化する必要性には疑問を禁じえませんが、決して忘れてはいけない記憶の物語です。是非劇場でご覧下さい。

映画コーディネーター・門倉カド