「ロブ・ライナーのデビュー作にして傑作」スパイナル・タップ まっくん a.k.a. エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
ロブ・ライナーのデビュー作にして傑作
架空のイギリスのロックバンド「スパイナル・タップ」を題材としたパロディ満載のコメディ映画かと思いきや、音楽映画の金字塔とも言える傑作であった。
ロブの1984年公開の初監督作ということで、彼自身がバンドのアメリカ・ツアーに密着し、ドキュメンタリーならぬ「ロキュメンタリー」を撮るという設定。60年代にポップなロックバンドとしてデビューした以降のアーカイブを折り込みつつ、ハードなロック・バンドとなった彼らの今に迫っていく。
確かにどこかで聞いたことのある、いわゆる「ロック・バンドあるある」が散りばめられてはいるものの、音楽への強い愛情なしには作り得ない真面目な作品と言える。
何しろカッコいいし、変化球なしのエロい歌詞を含め楽曲が最高!彼らのファンになること間違いなしだ。
ロブの音楽愛、映画愛が結実した熱い熱いデビュー作。決してお見逃しの無きよう。
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