パパが遺した物語のレビュー・感想・評価
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ん?
期待して観に行ったのに
少し拍子抜けしました。
パパが遺した物語とは結局なんだったのか?
セックス依存症のお話かと思ってしまいました…。感動する気満々で行ったのですが、イマイチわからず。ケイティが25年後どうして依存性のようになったのかもイマイチピンと来ず。
ラッセル・クロウ、ケイティの子役、アマンダ、たちの演技は救いだったように感じます。
この邦題、てっきりコテコテのお涙頂戴モノかと思いきや、運転中の不注...
この邦題、てっきりコテコテのお涙頂戴モノかと思いきや、運転中の不注意で妻を事故死させてしまった小説家が幼い娘と二人で生きていこうとする過去と、その娘が他人を愛せずに葛藤しながらソーシャルワーカーとして孤独な少女と心を通わせる現在を行ったり来たりしながら父と娘の絆を俯瞰する繊細なドラマ。
『テッド2』とは打って変わってアマンダ・セイフライドが心に深い傷を持つ女性像を好演。『パックマン家の人々』と同じく"Close to You"を効果的に使った美しいお話でしたが、娘を持つ父としては少々ヘビーな内容で胸が痛くなりました。
娘のトラウマを救ったのはパパだったのかも
交通事故で母親を亡くし、父親もその事故の影響で死ぬ事になる。幼い娘は成長してから心のトラウマに悩み、セックスに逃げる。なんでこの子はこうなんだろう思う。死を感じた父親が娘の為に夢中で書き上げた作品が賞をもらう、ふと出会った青年が父親の信奉者の作家で恋に落ちるが汚れた自分が許せない。でも結局は青年が理解してくれた。幼い時、父親と歌ったカーペンターの曲が心に残る。ラッセル・クロウとアマンダの演技力が光る。
やや戸惑う物語。
明らかにタイトルと内容との差異に戸惑う映画である。
私もだったが「父と娘の感動物語」だと誰もが想像する。
事故の後遺症が残り破産寸前の父親と性行為依存症の娘
の物語だとは…まさかタイトルやチラシから誰も思うまい。
しかし、観る価値のない物語というわけではない。
おそらくは誰にでも起こりうる精神疾患や後遺症、その他
過去のトラウマに苦しんでいる人々の実状が描かれている。
父親と娘が、ポテトチップ!なんて言いながらふざけ合う
過去のシーンには目を細めるが現在では辛いことが山盛り。
トラウマを抱えながら心理カウンセラーをめざすケイティ、
幼い頃に母親を交通事故で亡くし、父親の方は重い後遺症に
苦しんでいた。治療に専念するため娘を義姉夫婦に預けた彼
だが、退院すると夫婦から冷たい仕打ちを受けることになる。
妹が死んだのは実は車内での口論が原因(夫の浮気)であり、
娘を自分たちの養女にしたいという。ハッキリと断った父親
だったが自身の仕事も上手くいかず破産寸前に追い込まれる。
その後、彼は著名な小説家として一編の物語を遺すのだが…
決して悪い父親ではないが、短気で病気を抱えているという
似つかわしい?役柄を、R・クロウが暖かく演じて好感度大。
ひきかえ珍しく魔性の女?のような役柄を演じたアマンダの
デッカイお目目で次々と男を誘惑する仕草も殊のほか上手い。
そんな彼女の魅力に惹かれ、彼女を愛そうとするA・ポールが
気の毒で泣けてしまうが惚れた女のためなら頑張れるのが男。
なぜ彼女がこんな風になってしまったのか?という謎は後半
やっと明らかになるが、そこまでの道のりが異常に長いうえ、
肝心のパパが遺した物語の中身が明かされないのはもどかしい。
(家族問題は本当に大事。どんな環境で育つかの影響は大きい)
父ジェイクの転機である過去(1989年)と娘ケイティの転機である現...
父ジェイクの転機である過去(1989年)と娘ケイティの転機である現在(2014年)を行き来する事で、親子の繋がりを感情的に見せてくれるが、一つ一つが小さすぎて、主題が大きくは捉えられなかった。
しかし、その中でも唯一繋がりを感じるのはカーペンターズの「Close to you」。曲によって父の思い出、物語がケイティから溢れ出す。
表現が雑
娘の親権裁判や精神疾患など何もないところから描きたいとは思えず、そういったテーマは父娘への困難として後付してドラマが構成されている。心のこもっていない場面がだらだらと続いて見ていてしんどかった。親戚夫婦や、ケースワーカーの上司も心無い存在であった。表現としてダメだ。
父親が小説家で年間ベストセラー1位でピューリッツア賞を受賞するほどの作品を手掛けているのに、その内容にはさっぱり触れていない。観客にどうぞお察しくださいと丸投げな表現で、手抜きですらある。
全体的に心がこもってない割に泣かせようとしていて腹立たしかった。しかし娘が、お父さんに会いたいと言って泣く場面ではつられて涙が出てしまった。
父と娘のラブレター
父は娘のために娘を主役とした小説を書いている。
娘は二人の小説(私たちの)を書いて欲しいと話す。
この小説「FATHERS & DAUGHTERS」は父と娘のラブレター。
最愛の父を亡くして、心に傷を持った少女が成長する。
少女の時の思い出と、成長してからの話が並行して進んでいく。
そして父の心の傷は、父が遺した小説がきっかけで癒される。
まさに二人の愛情物語。
このストーリー展開(二階建て)に感動しました。
カーペンターズの「Close to You」がストーリーに合致しており、リチャード(兄)とカレン(妹)のハーモニーが映画と重なる。
またまた感動しました。
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