母と暮せばのレビュー・感想・評価
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さて、何を感じれば良いのか、戸惑いを覚えるのです
普通に考えると、吉永小百合が妄想していると、それが自然なんですが。
二宮の演技がわざとらしくて、どうかな、そう思って。
ただ、原爆が、ユダヤ虐殺以上に非道だと、ただ、それだけは再確認した、のです。
子役の本田だけ、演技を評価します。
こういうテイストは、数分なら、良いのですが、延々観るものではないですね。
【戦後70年の節目に山田洋次監督が世に送り出した静やかだが、強烈な反戦映画】
長男を戦争で亡くし、次男浩二(二宮和也)は長崎のを原爆で行方不明になる。
福原信子(吉永小百合)は次男の生存を頑なに信じ、浩二の恋仲だった町子(黒木華)と静かな交流をしながら、日々過ごしている。
そこに現れた長崎医科大生の姿のままの”浩二”との穏やかな遣り取りと信子を気に掛ける”上海のおじさん”(加藤健一)を始めとする人々の姿。
自分だけ生き残った事に負い目を感じ、自らの幸せを拒む町子の言動・・。
<穏やかな場面を描きつつ、山田洋次監督の強烈な反戦の想いが伝わる良作。>
<2015年12月17日 劇場にて鑑賞>
小説家・劇作家の井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せ...
小説家・劇作家の井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せば」と対になる作品として実現を願いながらもかなわなかった物語を、山田洋次監督が映画化。
久しぶりの山田洋次監督作品。所々に反戦の意図、監督と小百合様の拘り...
久しぶりの山田洋次監督作品。所々に反戦の意図、監督と小百合様の拘りを感じる。
そしてある意味本作の主人公、二宮ゴースト。こいつが女々しすぎて笑える。おまけにこのゴースト、恋人ではなく母の元へ現れるという、とんだマザコン。その後の話はまあ既定路線。
そんなこんなでエンディング、マザコンはマザ婚へと昇華を果たす。このマザ婚シーンと謎の大合唱、そのキミ悪さは必見です(笑)
ワンパターンな教材映画
奥底に秘めた怒りを、甘い砂糖菓子でコーティングしたような映画。
広島の原爆を題材にした戯曲『父と暮らせば』を書かれた井上ひさし氏に捧げた作品。松竹120周年記念映画。
だからかな?
USAでの賞を意識しているのか?
『硫黄島からの手紙』で好評だった二宮氏。
ベルリン国際映画祭銀熊賞の黒木さん。
USAでも活躍している浅野氏を端役(『父と暮らせば』と対になる役)ながらも起用。
そしてキリシタンの人々・西洋的な文化。
舞台を意識した?というような脚本、演出。舞台で上演されている様子を想像しちゃう(劇脚本としては高校生作品のよう)。
原爆投下3年後の世。
思いもかけない形で逝かされてしまった者、
残された者の想いが綴られていく。
原爆投下のシーン、長男戦死のシーンは見事。怖かった。
さりげなく画面に登場する負傷者も、生活の一場面に溶け込んで、だからこそ、印象的。
さすが、山田監督と唸ってしまう。
反面、橋爪氏という芸達者を起用しているのに、その最期は台詞で語られる。 原爆症で亡くなられた方についても。
舞台でなら致し方ないのだろうが、せっかく映画なのに、と歯がゆい。(母の日々を丁寧に追っていくだけでも表現できたと思うのだが、それをせずに終盤急展開)
映画版『父と暮らせば』に比べると、目の前で展開される話の迫力はない。どこかで聞いたようなエピソード。それをとっぷり見せてくる演技・演出でもない。戦争のむごたらしい場面を入れろと言っているのではない。
人間の業が美化されているように、私には感じられた。それって…。
人の死の美化。それって、戦前の戦争高揚映画や、国民学校にのっていた『皇軍ラッパ』と同じ発想…。なんだそれ。
それでも、終盤は静かに涙が流れ…と感動で終わるのかと思えば、あのラスト。
頂いたチラシには「監督初のファンタジー」とな。だとしたら、ファンタジーをなめていないか。
これだけの大監督でいらっしゃるのにも関わらず、挑戦する気持ちにはひれ伏しますが、
これだけの良い題材、良い役者を揃えたのだから、普通に撮っていただきたかったです。
(この監督の過去の作品には名作が数々あるけれど、最近迷走気味?)
(原爆・戦争反対を考えさせてくれる映画ならほかにもっといいのあるよ。皆さん、もっとたくさん映画を観ましょう)
共謀罪が成立しちゃった
井上ひさし原作の映画『父と暮らせば』へのアンサー映画という作品。この作品でも母伸子(吉永)が「私だけ生き残って申し訳ない」といった台詞がオマージュを表している。また、原爆を扱った作品にしては珍しく投下直後のキノコ雲の映像がないのだが、長崎医科大学で瞬時に命を失ったシーンでインクの瓶が溶ける映像が印象に残る。
ストーリーとしては、恋人を失った町子が他の人との結婚なんて考えられず、ずっと伸子の家に通っているが、やがて亡き恋人への思いを断ち切るまで。未亡人となった伸子に対しても、闇市で色んな食糧を仕入れてくる上海のおじさん(加藤健一)が求婚をするという筋もある。
伸子、浩二とも抑えた演技のため、終盤の盛り上がりも欠けてる気がするけど、ちょっとしたエピソードに泣けてくる。厚生省復員局へ父の消息を訊ねる小学生の女の子(本田望結)の存在だ。まさしく天才子役。お姉さんがフィギュアスケートで活躍していることもうれしいことだが、彼女は女優として頑張ってもらいたいものだ・・・
2017年現在、共謀罪が閣議決定された。戦時中には治安維持法という悪法があったわけだが、憲兵にスパイ容疑をかけられた浩二のエピソードも山田洋次らしい。治安維持法に関しては『母べえ』の方が強烈!
いわんとしとる事はわかるが…
宗教を絡める必要はなかったと思う。
宗教との絡め方が雑で、異物にしか感じられませんでした。
戦争物で宗教を絡めるのであればしっかり必然性を持たせるべき、でなければ排除。
このくらいの割り切りは必要だと思います。
宗教が原因で戦争をも起こるのですから。
まぁ、自分は無宗論者だからかなぁ。特にそう感じました。
それが感情移入の幅を狭くさせているようで、自分はハマれませんでした。
もったいない。
本田望結と山田美紅葉が素晴らしかった。
母と暮らせば
二宮和也さんの息子役とと吉永小百合さんの母親役が素晴らしいです。本当の親子みたいです。
二宮さんは黒木華さんと恋人の役
二宮和也さんが作品の時代にあった学生っぽい感じで山田監督ナイスキャスティング‼︎
二宮和也さんの制服姿似合いすぎ‼︎
ラスト感動します。
二宮和也さんが方言指導の先生がよむテープを聞いて音でだけで全てのセリフを覚えたらしいです。一度も台本開いてないらしいです。
二宮和也さんが初日本アカデミー賞最優秀主演男優賞授賞した作品
ストーリーが甘い
原爆で亡くなり、遺された遺族の感情の変化は、よく現されてるとは思いますが、ストーリーの展開が甘過ぎて、意図することが分かりづらい。
キャストも特に問題ないのですが。。。
最後の終わりも、映画の割には味気ない。
繋がりが感じられないかなぁと感じました。
あと、時々不気味な印象でした。
ファンタジーが向け入れることができなかった。 物語はあまり起伏がな...
ファンタジーが向け入れることができなかった。
物語はあまり起伏がなく退屈。タイトルから母親と息子のいい話を期待していたが、感情移入することなく終了。
エンドロールが死の世界を描いているのか不明だが、気持ち悪かった
はい、つまらないです。 ビックリするくらい長く感じます。 母親が亡...
はい、つまらないです。
ビックリするくらい長く感じます。
母親が亡くなるシーンまで欠伸連発。
しかも吉永小百合さんと二宮君では親子じゃなくて孫と祖母に見えます。
二宮君が童顔だからなおさら。
そして、こんな演技で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したなんて信じられません。
大きな話題にもならないのは「どうせ事務所の力でしょ?」と皆が思っているから。
正直、二宮君じゃなくても誰でも演じられるような役だと思いました。
同じ年にオスカーを受賞したデカプリオのスピーチに比べると二宮君は恥ずかしいくらい中身無かったし…
事務所の力で受賞出来ましたって言ってるような内容だったしね。
同じ事務所から出さなきゃいけないなら「ヒメアノ〜ル」の森田剛君に日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞させてあげたかった。
DVDを借りて観ましたが時間の無駄でした。
以上。
キャスティングって大事だねー
母親役が吉永小百合ではなく泉ピン子だったなら
まったく同じセリフ演出であったとしても
子離れできない母親と
マザコン息子な話になってたわ
直接的な原爆の悲惨さは(グロさ)はセリフでだけなので
そういうのが苦手な人でも見られる戦争映画だと思います
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