母と暮せばのレビュー・感想・評価
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原爆。
息子を原爆で一瞬にして失った。亡くなった息子を受け入れられない母、吉永さゆり。息子に二宮和也。
吉永さゆりがひとり寂しさのなかで息子が帰って来たと妄想し息子二宮と話している。
吉永さゆりが楽しそうに話す。息子二宮も母と楽しそうに話している。
ふっと。寂しくなった時に現れる。
もし。愛する人を失くしたとき誰でもあると思います。亡霊をみなくてもどこかで会話、もしくは独り言を言っていることが。
吉永さゆりと黒木華(二宮の恋人)のさりげない会話と自然な演技がよかった。
二宮のちょっと過剰な演技が気になりました。
映画を観てから時間が経っているので記憶がとんでいておぼろげです。
淡々か漫然か
さて、何を感じれば良いのか、戸惑いを覚えるのです
【戦後70年の節目に山田洋次監督が世に送り出した静やかだが、強烈な反戦映画】
久しぶりの山田洋次監督作品。所々に反戦の意図、監督と小百合様の拘り...
ワンパターンな教材映画
奥底に秘めた怒りを、甘い砂糖菓子でコーティングしたような映画。
広島の原爆を題材にした戯曲『父と暮らせば』を書かれた井上ひさし氏に捧げた作品。松竹120周年記念映画。
だからかな?
USAでの賞を意識しているのか?
『硫黄島からの手紙』で好評だった二宮氏。
ベルリン国際映画祭銀熊賞の黒木さん。
USAでも活躍している浅野氏を端役(『父と暮らせば』と対になる役)ながらも起用。
そしてキリシタンの人々・西洋的な文化。
舞台を意識した?というような脚本、演出。舞台で上演されている様子を想像しちゃう(劇脚本としては高校生作品のよう)。
原爆投下3年後の世。
思いもかけない形で逝かされてしまった者、
残された者の想いが綴られていく。
原爆投下のシーン、長男戦死のシーンは見事。怖かった。
さりげなく画面に登場する負傷者も、生活の一場面に溶け込んで、だからこそ、印象的。
さすが、山田監督と唸ってしまう。
反面、橋爪氏という芸達者を起用しているのに、その最期は台詞で語られる。 原爆症で亡くなられた方についても。
舞台でなら致し方ないのだろうが、せっかく映画なのに、と歯がゆい。(母の日々を丁寧に追っていくだけでも表現できたと思うのだが、それをせずに終盤急展開)
映画版『父と暮らせば』に比べると、目の前で展開される話の迫力はない。どこかで聞いたようなエピソード。それをとっぷり見せてくる演技・演出でもない。戦争のむごたらしい場面を入れろと言っているのではない。
人間の業が美化されているように、私には感じられた。それって…。
人の死の美化。それって、戦前の戦争高揚映画や、国民学校にのっていた『皇軍ラッパ』と同じ発想…。なんだそれ。
それでも、終盤は静かに涙が流れ…と感動で終わるのかと思えば、あのラスト。
頂いたチラシには「監督初のファンタジー」とな。だとしたら、ファンタジーをなめていないか。
これだけの大監督でいらっしゃるのにも関わらず、挑戦する気持ちにはひれ伏しますが、
これだけの良い題材、良い役者を揃えたのだから、普通に撮っていただきたかったです。
(この監督の過去の作品には名作が数々あるけれど、最近迷走気味?)
(原爆・戦争反対を考えさせてくれる映画ならほかにもっといいのあるよ。皆さん、もっとたくさん映画を観ましょう)
共謀罪が成立しちゃった
井上ひさし原作の映画『父と暮らせば』へのアンサー映画という作品。この作品でも母伸子(吉永)が「私だけ生き残って申し訳ない」といった台詞がオマージュを表している。また、原爆を扱った作品にしては珍しく投下直後のキノコ雲の映像がないのだが、長崎医科大学で瞬時に命を失ったシーンでインクの瓶が溶ける映像が印象に残る。
ストーリーとしては、恋人を失った町子が他の人との結婚なんて考えられず、ずっと伸子の家に通っているが、やがて亡き恋人への思いを断ち切るまで。未亡人となった伸子に対しても、闇市で色んな食糧を仕入れてくる上海のおじさん(加藤健一)が求婚をするという筋もある。
伸子、浩二とも抑えた演技のため、終盤の盛り上がりも欠けてる気がするけど、ちょっとしたエピソードに泣けてくる。厚生省復員局へ父の消息を訊ねる小学生の女の子(本田望結)の存在だ。まさしく天才子役。お姉さんがフィギュアスケートで活躍していることもうれしいことだが、彼女は女優として頑張ってもらいたいものだ・・・
2017年現在、共謀罪が閣議決定された。戦時中には治安維持法という悪法があったわけだが、憲兵にスパイ容疑をかけられた浩二のエピソードも山田洋次らしい。治安維持法に関しては『母べえ』の方が強烈!
いわんとしとる事はわかるが…
母と暮らせば
ストーリーが甘い
ファンタジーが向け入れることができなかった。 物語はあまり起伏がな...
はい、つまらないです。 ビックリするくらい長く感じます。 母親が亡...
はい、つまらないです。
ビックリするくらい長く感じます。
母親が亡くなるシーンまで欠伸連発。
しかも吉永小百合さんと二宮君では親子じゃなくて孫と祖母に見えます。
二宮君が童顔だからなおさら。
そして、こんな演技で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したなんて信じられません。
大きな話題にもならないのは「どうせ事務所の力でしょ?」と皆が思っているから。
正直、二宮君じゃなくても誰でも演じられるような役だと思いました。
同じ年にオスカーを受賞したデカプリオのスピーチに比べると二宮君は恥ずかしいくらい中身無かったし…
事務所の力で受賞出来ましたって言ってるような内容だったしね。
同じ事務所から出さなきゃいけないなら「ヒメアノ〜ル」の森田剛君に日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞させてあげたかった。
DVDを借りて観ましたが時間の無駄でした。
以上。
キャスティングって大事だねー
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