「吉永さんと二宮くんの雰囲気が素敵」母と暮せば ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
吉永さんと二宮くんの雰囲気が素敵
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冒頭の白黒での描写は実際の映像とマッチしていて、いい演出だと思いました。
原爆というと、キノコ雲がデカデカと描かれる事が多いですが本作はキノコ雲が出てこなかった。
キノコ雲という大きなものではなく、手のひらサイズのインクのガラス瓶。
これだけで一瞬で全てのものが焼き尽くされたんだなと思わせてくれました。
このシーンは印象的でしたね。
役者としての二宮くんは結構好きな方なんですが、この作品では、より表情が豊かな演技をしてるなと思いました。
お母さんに、お父さんに告げ口するよって、意地悪く言う二宮くんと、少し慌ててる吉永さんが凄く仲の良い親子という感じがして、このシーンは好きですね。
少し心残りなのは母の前だけでなく、町子の前にも現れて話しかけて欲しかったな。
伸子はキリスト教徒として描かれていましたがエンディングが、ちょっとそのテイストが強かったので少し違和感ありました。
でも、短いシーンでも名優が脇を固めてて見応えありましたし、親子の絆に目も潤みました。
涙だけじゃなくて、鼻水ちゃんぽんとか面白さや戦争の怖さとか色んな感情が描かれてるのが良かったです。
古い街並みに田舎にありそうな昔ながらの家、レコードとか少し洋風なテイストもあって、ジブリに出てきそうな風景でファンタジー要素も大きかったのでアニメにしても面白いんじゃないかと思いました。
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