ライアの祈りのレビュー・感想・評価
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人間にとって一番大事なものは
宇梶剛士が純朴な考古学研究員を演じるんだけど、ちょっと演出過多なの。鈴木杏樹も「綺麗な人が歳取るとこうなるよなあ」というカマトトな感じ。
武田梨奈が絡むと雰囲気が軽くなって良かった。合コンのシーンで宇梶さんと鈴木さんの画に武田梨奈の声というのがあったんだけど、武田梨奈の声いいなあと思った。声優もやってくれないかな。
演出過多とカマトトのカップルを「こういう年取ったカップルいるなあ」と思いながらみてて、このままほのぼの路線でハッピーエンドかなと思ったら一捻りあったね。
「人間にとって一番大事なものは」の答が、強烈にキツイの。そこから「どうなるんだろう?」ってなって、意味なく武田梨奈の空手の型が入ったり、3.11のエピソードが突然飛び込んだり、ヴェトナムの長老が不思議な力を発揮したりして、ラストへ。ラストは綺麗にしまったなあ。
3.11のエピソードがいるのかは疑問だった。唐突感がすごいので、なくてもいいんじゃないかなあと思ったね。
原作の良さが損なわれた
原作を書いた作者特有の現代と過去がザッピングする演出を期待したのにバッサリカットしたからタイトルが意味不明になってしまいました。
八戸も震災の被災地だったのはわかるがそれを無理矢理お涙ちょうだい設定に組み込んで欲しくありません。
色々酷かったけど主演の俳優二人だけは個人的にイメージ通りだったので残念です。
演技というか演出が酷すぎる
全体的なストーリーは面白いはずだと思うものの、出演者全員の演技があまりにもわざとらしく感じてしまい、全く感情移入ができません。役者の皆さんは一生懸命やっていると思うのですけど、何だろう・・・すべてが絵空事としか思えない─。偉そうですが、もっとうまい具合にできなかったものかなぁ、演出や編集なんかで・・・と思ってしまいました。
とりあえず、ほぼ青森が舞台なのだから、最低限、東北弁をメインにすべきだと思います。なんか演技している人たちも、東京弁でいいのかやっぱ東北弁を使わなければならないのか迷いながら演じている感じがして、全部が全部不自然極まりない感じ。原作があるなら、この映画ではなく、その文章で堪能したほうがよほどいいかもしれません。
お話が面白いか否かは関係なしに、良い映画を創ってほしかったです。
非常に残念な作品です。
女性と家族に対する応援を感じた
昨日(30日)夫婦で観てきました。まさに幸せの形は人それぞれといえる。クマゴロウの演技は単純すぎる気がしましたが、青森県(我が地元)にはこんな人が結構いるような気がします。ベトナムの映像が料理のスパイスのように大事な役割を果たしているように感じました。日本映画にしては、結構良い出来だと感じました
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