NORIN TEN 稲塚権次郎物語のレビュー・感想・評価
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権次郎さんの生き方に感動
コムギの品種改良で20世紀の緑の革命に貢献した稲塚権次郎さんの生涯を描いた作品。 貧しい農家に生まれ、農村の発展のために農学を志し、勉学に打ち込み、農業試験場でのイネ、コムギの研究に没頭し、のちに世界のコムギ品種を変える小麦農林10号の育成につながる。その過程を家族、恩師、友人との人間関係、戦争など社会との関わりを交えて、物語が展開していく。夢を持ち、一途に生きる生き方に感動し、また晩年の生き方にも感動しました。これから夢に向かっていく若い人におすすめの映画です。富山の農村風景の美しさがよかったです。仲代さんはじめ、若手俳優さんの3人の権次郎さんはそれぞれ味のある演技で、よかったです。
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矍鑠たる仲代達矢はよしとしても・・・
麦のことに興味を持って見に行ったが、実際は人のことに焦点を当てたものだったので、満足感が極めて低。 ノーベル賞を、半ば、授けたあげたような凄い人だということをもっと誇示してもいいはずなのに、そうしなかったのは多少意図的なんだろうとは感じさせられたが、それ故にあまりにも平坦すぎる印象を持ってしまった。 細かいことにケチをつけてしまうのだが、全てにわたって画面の構図がしっくりこなかった。平坦であるだけに、もっとそういった基本構造的なところにこだわりを持ってほしい、と偉そうに言って、すみません。
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