「強がりに見せかけて弱い女は嫌い」ブルックリンの恋人たち カエデさんの映画レビュー(感想・評価)
強がりに見せかけて弱い女は嫌い
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久しぶりに腑に落ちない作品を鑑賞した。アンハサウェイは美しく、音楽は素敵だけれど、キャラへの魅力を感じない。弟のための行動も本人が言うように全て「独善的」でしかないし、病室で昏睡状態の弟のために歌う音楽で見つめ合いながら互いの愛を育んでいるのを見るのは腹立たしい。結局彼が興味を引いたのは初めから自分のファンである男の子ではなくて美人のお姉さんでしかなく、そういうことが許されるプレイボーイなミュージシャンならまだしもなよなよした男だし、ただのふわっとした一時的な恋物語で終わらせるにはあまりに弟の尊厳を無視しているように思う。ふたりの心の動きもわたしにはよくわからなかった。
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