「未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん」わたしに会うまでの1600キロ チャンプ23さんの映画レビュー(感想・評価)
未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん
わたしに会うまでの1600キロ
原題「WILD」
主演リース・ウィザースプーン
監督ジャン=マルク・ヴァレ
ダラスバイヤーズクラブの監督です。素晴らしい。
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ストーリー.
母の死、ドラッグ、セックス。自暴自棄になっていた1人の女性が、1600キロのアメリカ西海岸縦断の旅にでる。過去を見つめ、命を見つける。実話を基にした映画。
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くだらない"自分探し"は大嫌いだが.
★★★★☆.
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死に直面した母親のセリフと、旅の終わりの主人公のセリフ。
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「いつも誰かの母親だったり、奥さんだったり、自分の人生を操縦したことがないの。まだまだ時間はあると思っていたのよ。」.
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「わたしの命は他の人と同じ、神秘的で、かけがえなく、神聖で、
すぐそばにあり、確実に存在し、私とは切り離せない。自然のままに、あるべきもの。」
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"死を知ることは、生をまた知ること"
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映画の内容とは全く違うけれど、自分の人生に重ね合わせた。
今自分が走る理由そのもの。人はいつだって、"今その瞬間から"変わることができる。
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1人の人間の"止まった時計"が動きだすその瞬間に立ち会う。
美しい自然。映画の魅力だね。
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