劇場公開日 2015年8月28日

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「映画としては巧みなんだけど。」わたしに会うまでの1600キロ 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画としては巧みなんだけど。

「女優の力」と「演出の巧さ」がとにかく光る一本。

とにかくそこに尽きる、というかそこだけで押し切っている感は否めない。
よくある中でもさらによくある「自分探し」の旅、しかも女性の。
それを116分間飽きさせる事無く繋いだのが見事。
行程と、過去の回想を交互に織り交ぜて写し。
主人公への興味を切らさなかったのが、演出の巧みだな。

まぁ正直、観客としての話なら「イントゥザワイルド」の方が観た後に残る物が多い、と判じさせていただくが。
あちらは演出が粗く、付いてこられる人間向けだったので。

ともあれ、凄いけど印象に残らない、不思議な作品。

とりあえず邦題にやたらと「わたし」を付けたがる風潮はもう止めにしないかな。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ