シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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どーなんでしょうか?
外観はゴジラじゃない!というスタイルで登場。確かにみんなが言ってるように台詞が早口で早い分緊急事態なんだというところを伝えたかったのか。また、退治するところのゴジラが大人しかったところが…。しかし、「64」といいこの作品といい最近の日本映画はキャストが豪華ですよね!石原さとみさんはあってたなぁー。
スクラップ・アンド・ビルド\(°Д°)/
この夏の話題作でもあるので、期待して鑑賞しました。
今までゴジラ作品もそれなりに観てますが、そんなに好きと言う訳ではなく、ハリウッド版ゴジラもそれなりには楽しめたが…と言う程度。それでも公開されれば話題作ではあるので鑑賞はしますが、期待値ほどではないと言うのが今までの感想でしたが、今作は楽しめました♪
とにかく第一作目のゴジラをイメージして、人類の脅威となるゴジラを描いている。とにかくデカい!怖い!カッコいい!
放射能や火を吐く描写がとにかくカッコいいです。
怪獣映画と言うよりもパニック映画として、大災害などに立ち向かう日本を描いています。
キャストも超豪華で、勿体ないぐらいに名だたる俳優がチョイ役で出演。日本が誇る作品に出れる事がチョイ役でも光栄と言うのが感じられます。
エヴァンゲリヲンの庵野監督が総監督を努めているだけあって、ゴジラ好きのこだわりと随所の遊び心、エヴァを意識した作りは楽しめました(特に随所に流れるエヴァのネルフの作戦時のBGMのイントロは最高)
日本政府や関係各所、自衛隊等の描写は押井守作品的な感じがして、押井監督もゴジラはやりたかっただろうなぁと個人的には感じました。
ただ、ラストの終わり方やクライマックスの締め方にはちょっとあっさり過ぎて不満。
もっと第一作目のオキシジェン・デストロイヤー的な感じで、ゴジラの断末魔があっても良かったかな。
ゴジラ世代が作っただけあって、アニメ作品の良さや邦画としてのこだわりあり。
随所に楽しめる要素ありの一級のパニック作品です。
日本映画の威信を懸けた超大作
圧巻です!最高です!脱帽です!
最初から最後までノンストップで楽しめる第一級のエンターテイメント。見せ場もこれでもかというくらい何度も繰り返えされる。展開も早く全くダレない。
ゴジラの造形も動きも申し分なし。カッコいい!野村萬斎が演じていたと知ってビックリ。すごい!
自衛隊の重火器描写、作戦の進行もアツイ!アガる!ラストの東京駅での攻防も見もの。あのビルやこのビルがあんなになるなんて。東京の地理関係が分かってるとホントに面白い。
お役所仕事描写も当初は毒をもって描かれるも、徐々に一体となって成長していく様に感動すら覚える。
長谷川博己はさすが。あの滑舌の良さは天性のもの。石原さとみ。素晴らしい。世界に誇る美貌。その他無数の名だたる俳優が、もったいないくらいのチョイ役で出演している。
これは日本映画の威信を懸けた超大作。これでダメなら邦画は終わりという庵野監督の覚悟が感じられた。
日本VSゴジラ
うーん( ・ั﹏・ั)
うーん
「うーん」の理由。①オリジナリティのなさ。それっぽいものは、各所に見られれる。手ぶれありの臨場感撮影。2チャンネル風の画面。特異なアングル。変人の早口。など。でも、それは、最近、結構誰でもやっている方法の寄せ集め。②テーマの一貫性がない。小さなテーマがいくつか出て来る。何も決められないお役所と、変人ばかりだが、独創的な解決策を見出していく異端児たちの対比。日本を属国扱いする米国。それらテーマが、ラストまでに雲散霧消し、伏線となっていない。よって、カタルシスがない。③班に分かれての分業だったせいか、人間の撮影部分と、特撮が完全に分離して別物になっている。④和製ゴジラとは何ぞやの深堀りがないまま、ゴジラに新しさだけを求めた。圧倒的に特撮のうまいハリウッドのパニック物を差し置いて、なぜ、和製ゴジラが世界的に受けたのか? あの、「いかにも着ぐるみ」が動き、「いかにも模型」が破壊される、そのチープさが和製ゴジラの独創だったのでは? だから、第一形態のゴジラの、チープな顔の表情を見て、さすが! と思ったのに、後半へ行くほど、一生懸命、ハリウッド的になって行ってしまった。同じ土俵で戦えば、ハリウッドが勝つに決まっている。想像してください。シン・ゴジラ。ビルの模型を緻密に、たくさん作って、それを、着ぐるみのゴジラが壊していく。炎はでっかい、煙もでっかい。でも、実に本物っぽい、職人芸のような、緻密で、精巧なビルや街が、本物っぽく、圧倒的な細かさで、壊されていく。でも、模型だとわかる。これまでの、和製ゴジラの延長であるが、各段に精巧に、緻密になった街並み。その方向での技術の進歩で、魅せる特撮。それこそが、日本の独創。ゴジラの土俵は世界なんですよ!
まさか泣くとは・・・
優等生を目指した作品ではないので、
辛辣な意見によって総合評価から☆がひとつくらい減ることは
やむを得ないのだろう。
しかし私にとって、これこそが常に望んでいたゴジラ映画だった。
「これだ。これが観たかったのだ。」
何度もIMAXの座席から身を乗り出した。
特に・・・
ゴジラ映画にとっては無くてはならないあのシーン。
庵野ゴジラはどう魅せるのだろうか?
そんなことも事前の興味のひとつだった。
・・・想像を超えてきた。
衝撃と色々な感情が入り混じり・・・
まさか中盤で自分が泣くとは思わなかった。
新旧の文化が調和し、インフラが整い、治安も良い大都市。
そんな東京に住んでいると、
「この生活を脅かすものは無い」とさえ思えてくる。
しかし、それが幻想であることは先の震災で証明された。
日本の怪獣映画とは、その奢りに対して、人間がどれだけ自らを戒め、
律することができるか?という度量を測る指針なのだと思う。
空想の脅威に対して、現実がどこまで備えられるか?
現実を打ち砕くような脅威を空想することができるのか?
シン・ゴジラは見事にそれを成し遂げた。
一人でも多くの日本人に観てもらいたい。
世界の人に、このニッポン対ゴジラを観てもらいたい。
最後にひとつ。
「台詞が多く早く、ついていけない」という意見が散見されるが、
これは杞憂だと思う。
専門家が本気で議論すれば素人は当然ついていけない。
私もついていけなかった。
だがストーリーにおいていかれることは無い。
「怪獣が出てきて、それをやっつけようとしている人達がいる。」
これだけ分っていれば大丈夫だ。
高評価しすぎ
こちらの評価みて子供と鑑賞しましたが、全く違いました。
この映画に、こんな高評価とはレビューアーが特撮ファンの人とかがほとんどなのでは、と思いました。
良い点
・ゴジラを原子力に見立てて風刺してる点
・特撮を頑張っいて、昔懐かしさがある
悪い点
・歴史あるゴジラがエヴァンゲリヲンタッチの作りになっていて、それはエヴァでやってくれという感じ。
・アングルや編集のテンポが奇をてらい過ぎていて、非常に見辛い。見ていて疲れる感じ。
・漫画のようなセリフ回しで、引き込まれもしないのに、セリフの応酬が延々と続き、途中で飽きてくる。長すぎる。
とにかくマニア向けで、普通の映画ファンには向いていません…。
続編あってもDVDで十分。
ジャパニーズ ゴジラ復活
ハリウッド版を見て刺激されました。Huluでも28作品放映のお祭り...
日本映画最高傑作
庵野風味の濃い快作だが…
現代の日本がゴジラに襲われたらどうなるかを極めてリアルにシミュレートした作品になっていた。
政府、霞が関、自治体、自衛隊、警察、消防、有識者etc、ゴジラに対峙する関係者達が右往左往し、対応が全然進まない中、想定外の事態が次々に起きて更に混乱に拍車が掛かるという展開は極めてリアルで、悪戦苦闘する関係者達の群像劇は非常に興味深く楽しめた。自衛隊による武力行使に至る流れをしっかり見せてくれた点も好印象である。
本作のゴジラは、これまで見たことのない斬新な設定で、最初に全身が登場したときには「えっ!?」と度肝を抜かれた。それが進化し、見慣れた形態になるが、もし進化が続けば最終的にどんな姿になるのか興味を引かれた(翼が生えて大陸間を飛翔する?)。また、和製ゴジラでは初めてのフルCGとなったが、違和感はなく着ぐるみでは不可能なアングルからの見せ方も可能となった。ゆったりとした動作は重厚で、和製ゴジラならではの動きだった。尤も、激しく動かせばCGにボロが出たかも知れず、それを逆手に取った演出だったのかもと邪推した。
自衛隊、米軍による対ゴジラ戦は結構見応えがあった。それでも倒せないゴジラの強さと鉄壁の防御力に、核兵器の使用もやむなしと外国から圧力が掛かる流れには説得力が有った。ただ、「東京を核攻撃」という決定に対する日本人の反応が淡泊だった点は気になった。それこそ日本中が大騒ぎになり、多国籍軍離脱、国連脱退も含め国を二分するような議論になることは必至なのに。
核ミサイル発射のリミットが迫る中で、決死の覚悟でゴジラとの最後の戦いに挑む人々の活躍は、エヴァンゲリオンを彷彿として胸熱だったが、音楽までエヴァというのは少々悪のりが過ぎるのではと感じた。
クライマックスの血液凝固剤をゴジラの口から注入してゴジラを凍結させるシーンは、ゴジラが自棄におとなしく口を開いたまま凝固剤を飲む。生物なら異物を飲まされそうになったら反射的に口を閉じるだろうし、吐き出そうとするはずだが。そしてあの巨体からは信じられないくらい即効で効き目が現れ、あっけなく活動停止する。物足りなさを強く感じた。ラストシーンに衝撃はあったが。
それにしても、凍結したゴジラと日本はその後どうなるのか?ゴジラを下手に刺激すれば活動を再開しかねず、人類は手が出せないだろう。一方、活動を再開すれば核ミサイルが発射されるわけで、疎開した都民は帰宅できない。東京は首都機能を失い、無人の東京の真ん中でゴジラがモニュメントのようにそびえ立つのだろう。「ゴジラとの共存」は、いつ爆発するか分からない爆弾を抱えた日本の困難な未来を想像させる。
残念だったのは、本作では一般市民からの視点が皆無に等しく、ゴジラに対して絶望感を抱く者が、日本国民でなく一部の対ゴジラ関係者だけという印象を受けたこと。尺の都合はあっただろうが、作品に深みを持たせるためには一般市民からの視点は必要不可欠だと思う。
それと、最も残念な点は、途中までは生物らしかったゴジラが、米軍による攻撃を受けた際に、生物から機械、アニメでよく見る謎の超兵器の様に変質してしまったこと。ゴジラが放射火炎を口から吐き東京を紅蓮の炎に包んだところでは鳥肌が立ったが、その後、背中から全方位ビームを発射したのを見て一気に冷めてしまった。個人的には、怪獣映画が、これを境に実写版エヴァンゲリオンになってしまった印象だ。
とは言え、本作は12年ぶりの和製ゴジラ、日本人にしか作れないゴジラ映画だったと思う。スタッフ、出演者が本気になって取り組み、庵野秀明総監督の往年の名作アニメの風味の濃いかなりの快作になった。アニメで実績の有る庵野監督が実写でも実力を発揮したことは意義深く、今後、製作が再開されるであろう和製ゴジラに道を開いた功績は極めて大きい。ハリウッド版ゴジラの圧倒的な物量に和製ゴジラが対抗する手段も見出せたのではないか。
最後に、本作の続編は望まない。何故なら、あのラストシーンに続くストーリーを想像すると、もうゴジラとは呼べない別物の作品になってしまいそうだからだ。
庵野色強すぎ!
良かった!
ゴジラ第一作と庵野秀明、奇跡の悪魔合体!
これがテンションあがらずにいられようか!たとえ、おっさんホイホイだとしても!とりあえず、これから観に行こうと思ってる人は、以下一切読まずにどうぞ。ネットの評判も検索せぬが吉。ぼくもまっさらで観にいって相当アガった口なので。特にエヴァ好きの人はしっかり耳を塞いでおくべき。
なにしろ「総監督」なんて後方司令的な肩書なのに、映像も音も紛うことなき庵野印。あからさまにヤシマ作戦の実写版というかゴジラ版で、出し惜しみなしの息つく暇もなし。あれをリアル自衛隊でやる贅沢な大人の嗜み感が凄い。音楽も鷺巣詩郎と伊福部昭が同居してるうえに、エヴァでお馴染みのティンパニで始まるあの曲まで使われている。良いものは臆せず使う。やるならここまでやれ、の見本だと思う。
ゴジラの意外な登場の仕方も海からやってくる生物として説得力があるし、『もののけ姫』のタタリ神を彷彿させるあのパニック演出は出色だ。あの躍動感と不穏さが同居するアクションの素晴らしさ!しばしの沈黙の後、待ちに待った完全体の再上陸。あの快感!「そこに立っているだけで怖い」竹谷隆之の造形美が恐ろしく映える。
見せ場はもちろん、ゴジラvs自衛隊。エヴァ第壱話「使徒、襲来」を実写化したような自衛隊アクションはどこを切り取っても最高だった。エンドロールの絵コンテにはしっかり摩砂雪と鶴巻和哉の名前が。ファンにしてみればさもありなんといったところだろうし、あの絵作りに初めて触れる人には、きっと相当な印象を残すんじゃないかと思う。端々に使徒風味をまぶしてあるのもファンサービスとして素直に楽しめた。
あれだけやられて燃えないなら、それはもう特撮不感症なんだろうとしかいいようがない。個人的にはもう完全に期待以上だった。ああ、もう一回観たい!
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