「これからの目指すべき映画であり出発点」シン・ゴジラ てんいちさんの映画レビュー(感想・評価)
これからの目指すべき映画であり出発点
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今作におけるゴジラの倒し方は庵野監督の映画の作り方そのものを見せられているようだった。
牧教授という天才に対し、各分野の一癖ある変わり者たちが挑むというストーリーは宮崎駿という天才監督に対して、自分はこういう風に映画を作っていくのだという庵野監督の意思表示に思えた。
これまでの映画は一人の天才がいれば成り立ちえたが、これからの映画はそういう風にはなかなか作れない。必要なのはさまざまな分野のクリエイターが、目標に向かい可能な限り限り確度をあげていくことであり、それらを統括する監督が明確なビジョンを持つことである。
「この映画で日本映画の何かが変われば」と監督は言っていたがまさしくその通りの映画だったように思う。
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