「1回観た後、嫁を無理やり連れてってもう一回観た」シン・ゴジラ ちみちゃんがさんの映画レビュー(感想・評価)
1回観た後、嫁を無理やり連れてってもう一回観た
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一回観て「これは」と思い4DXに嫁さんを連れて再度鑑賞。
嫁さんがあんまり楽しそうにして無かったので1点減点。
満点なら誰がどう見ても面白くないと、と思うので。
個人的には文句無しに面白かったです。
ゴジラ映画は好きで、ギャレ版も私はあれで素晴らしい物だと思っています。
ゴジラがデカイ、強い、カッコいい、ならそれで良いんだと思ってました。
ビオランテを子供の頃に見て、それ以来そう思ってたんです。
今思えば、初代を観てなかったのがいけなかった。
ゴジラが何なのか、分かっている体で観てたから、それはつまりこれは映画、虚構だって知ってて観てた訳で。
そこに挑んだマグロ食ってる奴は悪い出来じゃなかったけど所詮マグロ食ってる奴で。
だから、まず、最初に出てくる気持ち悪い謎の生物に驚き、恐怖しました。
冷静になればよく分かるんですが、スピードの速い展開と謎の異形を見せられてパニックに陥り、自分がゴジラを観てる事を忘れてしまったんです。
最初の尻尾を見て、ゴジラだー!と思ったのに、映画の中の人達と同じ視点まで、まんまと落とされてしまいました。
あとは只管展開に飲み込まれるのみ。
終わってから「何で東京に来たんだ?」「最後のあれは何?」等々腑に落ちない部分が有って、でも中学生の頃にエヴァンゲリオンの最終回を見た後の投げ出された不快感も無く、心地良く興味を持たされた感じになり。
これがゴジラだったか、と分かった様な気持ちにされて。
とにかくこれは一回嫁さんに観せよう、と。
嫁さんは良い迷惑だったかも知れません。
でも、そう思わせるような作品だったんです。
好きでも嫌いでも一回は観ておいた方が良い作品なんだと思います。
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