劇場公開日 2016年7月29日

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「退屈な映画でした」シン・ゴジラ kumashanさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5退屈な映画でした

2016年8月18日
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ネットに溢れかえる絶賛の嵐と有名人も軒並み絶賛されてるのでそんなに凄いのかという思いで観に行きました。
結論から言えばあまり動かないゴジラと人間パートの会議シーンの多さは致命的なつまらなさ。
案の定、小さい子を連れてきていた親子がいる席では子供が愚図り出し困り果てた親が外に連れ出すといった場面がスクリーンの前のあちこちで見られました。
ここまで地震による大震災を意識した作りにするなら素直に東京に大地震が来たらという映画にすればいいだろと思います。
上映終了後に怪獣映画を観に来たのに騙されたという声が聞こえましたが私もそう思いました。

kumashan
映画好きさんのコメント
2016年8月20日

今作はゴジラを特撮マニアと子ども向けから、一般人向けに戻したのが評価の高い理由です。
ゴジラマニアにとってのお約束がことごとく排除され、子どもに受けるバトルもないですからね。伝統の着ぐるみもない。
皮肉にもゴジラを支えてきたファンの望むものが、実は一般人のゴジラへの評価を下げていた、という構図です。というより、劇場に足を運ばないので評価すらしない。
32年前の3G決戦で、84年版ゴジラが、ゴーストバスターズやグレムリンに惨敗した理由がまさにこれ。
期待外れだった方にはもうしわけないですが、怪獣映画というだけで敬遠している方にはオススメしております。

映画好き
稗田O次郎さんのコメント
2016年8月20日

もう、まったく本当にその通りです。娯楽路線の怪獣映画を期待していた観客にとっては、苦痛だったと思います。

稗田O次郎
buckarooさんのコメント
2016年8月20日

ゴジラが震災とか原発とか人間の愚かさとか云々、、
そんなことは、観てたらわかるっつーの。
映画として、それを語ったからって面白いかどうかは別問題でしょ?

buckaroo
堀本真吾さんのコメント
2016年8月19日

同感です。地震を怪獣にデフォルメして描くという試みは面白いですが、肝心の出来がこのザマではなんの感激も感動もない、適当に作った退屈な映像に地震という裏設定だけをくっつけた、安易で軽薄な作品でした。

堀本真吾
ぷらふぃにさんのコメント
2016年8月19日

ゴジラは、核、放射能、戦争への恐怖、そしてそれらを作り出した人間への贖罪がテーマになっています。

今回は戦争への意識が低い現代人に対して、震災を取り上げることで伝わりやすくしています。

つまり、今回は核、放射能、それらを作り出した人間こそが恐ろしく、その人間への贖罪をゴジラ=(震災and事故原発)にさせる。という構造になっています。さらにゴジラ=震災は自然災害ではなく人類の作り出したもの、というところがミソであります。

私はこれらをやるのに、ゴジラ以上のものはないと思います。自然災害では人類の贖罪にならないし、また核弾頭の話には繋がらないからです。

作品的に面白くなかったというのは、人それぞれですが、ゴジラである意味をわかってもらえたら幸いです。

ぷらふぃに