「反米的メッセージ?」シン・ゴジラ jou kさんの映画レビュー(感想・評価)
反米的メッセージ?
反米的メッセージ、アメリカへの嫌味ををちょこちょこ入れてくるのはやめるべきだった
しかもアメリカ人が姑息な手を使うような、日本をばかにするような、日本を見捨てていくような描写もある
世界で公開、アメリカで公開する以上、特定の国への批判になるようなものはいただけない
ゴジラというのは核とかそういうものありきのものだが、そこに特定の国を出して、誰かのせいっぽくしたり、被害者面するようなことは避けるべきこと
しかもどれだけ時間がたったのか
戦後に生でゴジラを作って、見ていた人々といま見る人々は違う
核を積極的に使うことが良くないことなど誰だってわかる話
そして原因とされてしまうようなことがなければ、核が使われることなどなかったことも俺はわかる
被害者面される日本、日本人だからよくわかるが、これをアメリカ人が見たら気分のいいものではないことは容易く想像できる
俺がアメリカ人だったら正直怒る
悪気がなくとも顔さえ写さないような演出もひどい
アメリカ人の変わりに日本の上手なんだかよくわからない英語を使うのも・・
そんな話し方にするなら本当にペラペラのハーフの人間とか使った方がよほどいいんじゃないか?
そしてあの時代に生きた人がこのゴジラを見る可能性は極めて少なく、見るのは若者が多いと想定されることはわかるはずなのに
当事者不在の批判はやめてほしいね・・
しかもアメリカは日本にとって他にない同盟国
以下を知らない人間が多いが、
日本の対アメリカ輸出は13兆
輸入は7兆
という6兆円もの貿易赤字(日本にとって6兆円もの黒字を出してくれている超お得意様)をしてくれているのである(2014年外務省、財務省等データ。間違ってたら困るので一応調べてください)
かつ、日本の周りで有事になったとき必然的に協力してくれる国はこの国をおいて他にはない
他に助けてくれる国といって思い浮かぶ国が存在するだろうか?
台湾?いやいや
それほど厳しい情勢
そしてトランプ氏が人気を誇り排他的感情が高まるいま
深刻によろしくない
何か不可解な悪意を感じないと言えないほど何回も政府関係者が嫌味を言う
たかが映画でもそこに誰かを貶めるような要素が少しでもあれば、その国の全体的感情が悪くなるのは必至
考え過ぎか?
映画を作るときはそういう情勢についてもシビアに考えなければならない
映画一本でも国民感情は悪化する
そんなのは日本人は知ってる話
その部分を除けば迫力あるシーンは圧倒的でいいとは思う
政府関係者のやり取りも映画「宣戦布告」を彷彿とさせる日本の危ういリアルさを感じる
だが、アメリカ批判があるとも知らず、日本のゴジラを見てくれるであろうアメリカの人々に自分は謝罪します。
申し訳ないです。im so sorry
悪気がないとはちょっと言えない思想が入ってる感じがします
見てみておかしいなと思う人がいたら書き込んであげてください
映画のレビューに自分の思想的なものが入ってしまい、これ読んでくれた人もすみません。
あくまで一個人の見解で、正しいとは限らないので見る方は見て確かめてください。
かたよった映画しか見ていませんが
ハリウッド映画等を見ていると、当時の敵対国が良く見えてきますよ
例えば1985年公開「ロッキー4」対戦相手は旧ソ連
当時は冷戦時代末期でしたので雪解けを意識した内容だったと思います
多少時代背景が前後してますが1993年の「ロボコップ3」
バブル期にアメリカへ進出して企業を買収する日本企業が敵側で演出されていました
近年の映画では2008年「アイアンマン」の前半
9.11以降敵対心の強かったアフガニスタンのゲリラが主人公を拘束していました
ハリウッド映画のみですが、元々映画はこう言った政治的、時代的な背景で敵を演出している部分もあります
まぁ逆を言えばその国民、具体的には脚本家や監督が外国をどのような視点で見ているのかが分るのが映画なのですが
ただ、娯楽的要素の強い「映画」のやりとりを引き合いに出してトランプ氏等が演説で何か文句を言ったら、それこそチープな考えだと周りから笑われますよ
もちろん、今回の映画がアメリカで爆発的人気を誇って「No!Jap!」とデモでも起きれば話は別ですが
「考えすぎですよ、」と一言でいえば簡潔ですが、やはりそう言った考えもしっかりとあるべきだと私は考えます
映画一本でそこまで様々な事を深く考える事ができて私は凄いと関心させられました
私ももう少し、世の中の事勉強します、長々と長文失礼しました
確かに反米のメッセージは色濃く描写されていたと感じますがそこまで深い政治的意図のあるものとは思えませんでしたね。日本がんばろうというメッセージのスパイス程度かと。
あと一個人の見解だとはっきり断っているのに、自分の意見と違うからといってjouKさん自身を否定するようなコメントが散見されますが何と戦ってるんですかね?よっぽど政治的思想の強い方々なのでしょうか?
所詮エンターテイメントの映画ですし、深く考えすぎでは?
初代ゴジラなど、アメリカの核実験に明らかに抗議する意図がありありですし。
各国、悪意のある思想入れてる映画なんてゴマンとあふれてますがそれはどうでしょうか。
それらの映画全てに低評価つけているなら文句はありませんが。
(もしそうであるなら、以降は映画なぞ低俗なものは見ない方が精神衛生上よろしいのかもしれませんね)
シンゴジラのこの作品から、貴殿のような理論を繰り出すのはかなり無理筋だと感じます。
何人もいかなる感想を持つことは自由です。
jou-kさんがこのような意見を表明すること自体は否定いたしません。
ですが、その内容に同意しかねるので、私もそのような意見を表明いたしました。
○日本を侮蔑してるアメリカ映画についてはどうなんですかね
○何故あなたがアメリカ人に謝ってるのか謎…
○輸出輸入、貿易赤字のくだりは数字並べたいだけのイヤらしさを感じました
コメントを拝見して、書かせて頂きます。最初に言っておくと私はアメリカ文化が好きで、アメリカの友人もいます。どちらかというとアメリカに好感を持っている方だと思います。おっしゃられるように映画の中に偏見描写が出てくるという事もわかります。
ただ、気になったのは、jouKさんの文章の中にどこか「あの国を怒らせるようなことを言ってはいけない」というニュアンスがあることです。
それは対等な日米関係というよりは、日本がアメリカに依存している事の証明ではないでしょうか?ジャイアンの機嫌をうかがうスネ夫のような自立出来ていない存在。それこそがこのシンゴジラの中で皮肉られている日本の矛盾なのではないでしょうか。
もちろん、有事の際はアメリカは日本の同盟国として協力するでしょう。でもその損害が例えばイラク戦争のようになった場合、本国と直接関係のない地域の防衛を、超大国の役割を終えつつあるアメリカが続ける意味はあるでしょうか?それはアメリカに限らず、どの国でも自国の国益優先であることを考えれば当然の選択だと思います。
また、過去の問題は若者同士には関係がないという意見も、国際社会ではあまり常識的ではないと思います。例えばホロコーストの問題について今のドイツの若者が「俺たちには関係がない」と言ったらどうでしょうか?
ゴジラが生まれた理由を考えれば、アメリカがその誕生と関わっている事は明確です。ゴジラはもちろん原爆のメタファーであり、アメリカの水爆実験によって被ばくした第五福竜丸がインスピレーションになっています。初代ゴジラの進路は東京大空襲と重なるという話もあります。
よってゴジラは誕生した当初から既に「政治的」なのです。ゴジラはアメリカ政府が過去に行った行為によって生まれた「怨念」であり「怪物」なのです。ですからゴジラ映画の中でアメリカの核が言及されるのは自然な流れだと思います。それは2014年のハリウッド版でさえしっかりと描いています。
jou K さんがご自分の思想をおっしゃることは、真っ当だと思います。問題は表現が対立するから、という理由で何も発言しない事です。「怒るかもしれないから、言わないほうがいい、謝っておこう」というのはむしろ、典型的な日本人的思考ではありませんか?文化・歴史・政治の違いを議論することこそ彼らも望んでいることだと思います。
映画は映画。
映画を作る時に表現者が"そんな情勢"を気にしなくちゃいけない世の中の方が恐ろしい。
そもそもアメリカを悪者にしようというよりは、リアリズムの追求の結果なのでは。