「だからさー」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 昴 晃一郎さんの映画レビュー(感想・評価)
だからさー
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』鑑賞。
前篇鑑賞時の感想でも申し上げたが、だ・か・ら・・・
これは「進撃の巨人」テイストの【東宝特撮怪獣映画】である。
原作ファンにとっては「受け難い!」という気持ちは非常に解る(自分もそういう経験あり)。
理解できるが、諌山先生が「原作と違う映画にして下さい」って許可しちゃったんだもの。
原作絶賛連載中の作品を原作通りにいこうとしたら、そりゃ無理ありますがな。
で、あれこれ苦労して出来たのがこれという事。
原作と違い、映画としては一応のケリはつけないといけないから
色々と変更せざるを得ないのは仕方なし。
特にシキシマの存在は本作観たら「あ、成程。そういう事ですか」と自分としては納得した。
(表向き「ヴ」が云々言ってるけど、そりゃ、リヴァイでアレやっちゃいかんでしょ(笑))
兵団の存在も実は・・・という仕組みも良かったと思う。
「vs巨人」「vs大型巨人」もちゃんと特撮特撮してたし問題はない。
(ただ、やはり立体機動装置のスピード感は少し足りない。あれがワイヤーアクションの限界値か?)
各キャストも皆、頑張ってると思うよ?
ストーリーも破綻してないと思うよ?
世間的には酷評されてるけど、自分は
【平成版『サンダvsガイラ』】
で観てたから普通に楽しめた(笑^^)
さて、本作は日本特撮技術の新たな進化品だと思う。
日本古来伝統の特撮技術に今現在出来うる限りのVFXを駆使した
「ハイブリッドVFX」第1号作品(試作品とも言える)となった。
試作品として考えれば、それはもう充分な評価を与えられると思う。
今後の日本特撮においては光明がみえたと言っていいだろう。
これならば来年の『ゴジラ』も期待できそうな感じ。
前篇は興収30億位だったらしいがこれも普通にその位いくんじゃないかな?
日本映画で30億ならオンの字でしょ。
あー、ちなみにラストはやな予感もする。
それはもう良いよ。そっとしておいてあげて(苦笑)
余談1:前篇に引き続き、今回もメジャーアイドル参戦。前篇の総監督と違って、バッチリわかるから^^(これは所属事務所の差か?(笑))
余談2:石原さとみ。貴方、マッドサインティストじゃなく軍事ヲタだろ(爆)