「泣けてしまった…」あん みきねこさんの映画レビュー(感想・評価)
泣けてしまった…
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あんを作りながらの会話…
湯気の香りが変わってきた
おもてなしだから
豆よ、せっかく畑から来てくれたのだから
いきなり煮たら失礼でしょ
先ずは蜜に馴染んで貰わないとね
お見合いみたいなもんよ
あとは若いもん2人でどうぞ、と
女学生が読んだ本に書かれていたのは…
私たちも陽の当たる社会で生きたい
徳江さんからの手紙…
小豆が見てきた雨の日や晴れの日を想像することです。
小豆の話を聞く。この世にあるものは全て言葉を持っていると信じています。
日差しや風に対してでさえ、耳を澄ますこと
こちらに非はないつもりで生きていても世間の無理解に押しつぶされてしまうときもある。
守ってあげられなかったと泣く店長。
自分の息子のように接する徳江さんの言葉
授かったのに産むことを許されなかった
あーもしも私に子供がいたら、店長さんぐらいの年齢になってるんだろうな
貴方の目が、とても悲しそうだった
何にそんなに悲しんでいるのと聞きたくなるような眼差し、それはかつての私の目です。
垣根の外に出られないと覚悟したときの私の目でした。
私たちは、この世を見るために聞くために生まれてきた
だとすれば、なにかになれなくても私たちには生きる意味があるのよ。
今年見た中でナンバーワンの映画かもしれません。
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