「絶望に酔う。」皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇 Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望に酔う。
今年新作映画で初の五つ星。
圧倒的な暴力、力が支配する社会、メキシコ。
国境の向こう側・アメリカのヒスパニック社会では、(メキシコと比べて)安全な立ち位置から、メキシコのシンジケートを称賛する歌が生まれ、もてはやされ、国境を越えてメキシコへ…。
薬、金、暴力。人間の生理的な欲望に蓋をすることは難しい。救いなんて全く見出せない、絶望的な気分になるけど、絶望だけが真実なのもまた真なり。
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