劇場公開日 2015年8月8日

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日本のいちばん長い日のレビュー・感想・評価

全231件中、81~100件目を表示

2.0モダンな戦争映画

2016年7月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

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とば

4.5国体護持とは・・

2016年7月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

半藤一利の原作本を読んだ。日本は第二次世界大戦で無条件降伏をしたが、そこに至るまでの政府や軍部の紛糾は想像を絶する。そもそも日本は歴史的には出雲国の古代から神国で、明治維新で王政復古を遂げてからは完全に天皇を中心とした国家だった。天皇は現人神(あらひとがみ)であり、戦後に出来た人間天皇の象徴天皇という概念は、GHQの草案した日本国憲法に寄る。ただ現代の国民の85%は現在の天皇制に納得している。そもそも天皇制という言葉自体が戦後使用されるようになったらしいが、政府と軍部は無条件降伏であっても国体護持にあくまでこだわった。その辺りのことは原作本を読まないと理解出来ない。とにかく日本は戦時中、神風が吹くと国民の誰しもが本気で考え「天皇陛下万歳!」と唱え若者の多くは玉砕していった。国体護持にこだわらない戦争終結という陛下のご聖断は現在の日本国存続に繋がる。戦犯にされなかった昭和天皇と、降伏か本土決戦かに揺れる軍部との軋轢はまさにドラマである。映画だが、無条件降伏を決めた御前会議と陸軍の青年将校らが起こしたクーデター宮城事件を克明に追っている。日本人なら、そして現代社会に生きる人間なら歴史を学ぶ上にも必ず観るべきである。今年も真夏の暑い8月15日の終戦記念日が来ようとしている。日本人として原爆投下やソ連の参戦、無条件降伏そして日本国憲法について深く考えるべきだろう・・2015年の邦画。

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亮一君

3.0歴史を知るということ。

2016年7月16日
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今を生きる私たちは、歴史を学び、語り継いでいかなくてはいけない。
そのためにも観るべき作品かと。

要所要所に、海外の方からの目線を意識しているのかな…と思う部分もあり、日本人として、より多くの方に観て頂けたら素晴らしいと思う。

ただ、大きな隔たりというか、庶民との違いというか、おいてけぼり感というか。何か引っかかりを感じたのも事実。
とにもかくにも豪華なキャスト陣で見応えもありますし、時代の中で翻弄されながらもそれぞれ闘っている方々の気持ちはわかるのだけれど…

個人的には、放送局での戸田恵梨香さんのシーンが一番好き。又、役所広司さん演じる阿南陸軍大臣の奥様(神野三鈴さん)の慎ましさと強さに涙。

旧作もものすごいメンバーなので、機会があれば是非観てみたい。

平和への祈りを込めて。

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runa

3.0いまいち

2016年6月21日
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それほど深い内容ではなかった。訳者は良かったと思う。

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素子

4.0授業では教わらなかった阿南惟幾陸相と宮城事件

2016年6月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

玉音放送を端折ったのは残念。
切腹シーンをがっつりみせるのは、この映画を海外に売り込むためか

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消されるので公開しない

3.5御国の為

2016年6月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

誰しもが御国の為にそれぞれの命をかけて戦争以外のところでも戦っていた。

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上みちる

2.5焦点が定まっていない

2016年6月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

日本がポツダム宣言を受諾し、昭和天皇による玉音放送が行われるまでの過程を描いた映画。
原作未読なので比較はできないが、たぶん映画の尺では伝えきれていないのだろう。登場人物が多いので、事前の知識がないとアウトラインしか把握できない。史実として理解はできるが、映画としては今ひとつ。終戦を決断するまでの混乱、阿南の人間性、クーデターの危機…、焦点が定まっていない印象だ。
ただ、主要な俳優陣の演技はよかった。

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kenshuchu

4.0考えさせられる。

2016年5月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

難しい

はじめた戦争を終わらせるのって、本当に大変なんだな…。

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海(カイ)

4.0狂人走不狂人走

2016年3月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

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shimo

4.0客観的な群像か。

2016年3月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

太平洋戦争終結を題材にした映画は数あれど、なぜか新鮮味を覚えたこの作品。先日日本アカデミー賞で幾つかの部門に名を連ねていたため、鑑賞してみた。

もっけからテンポの良い“歴史”の展開に苦笑する。不自然なほどにカットされる映像と音声。かなりの撮影をこなしていそうだが激しくぶったぎっている。凄い。しかし、タイトルがタイトルだけに、スポットライトが当てられているのは8/14なのだろうと気を取り直して見続けた。

・・・

結論。
これは戦争終結の局面を徹底的に俯瞰しようとしてしきれなかった作品。
それぞれの人々がそれぞれの思いを胸に馳せながら自分の意思を全うする、というお涙頂戴にはしたくなかったんじゃないか。僕はそう思った。だから役所広司さん身辺になんだかこう、滑舌の悪い人間ドラマを滲ませてしまったのが少し残念だった。
リアリズム、といっても“歴史”をそのように理解すること、ましてや描くことなんて不可能だろうと僕は思っている。しかし、その試みはあるべきで、映画だからこそ見せられる同時多発的な事件を濁すことなく提示し続ける技術は素晴らしいと思った。

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leoso

3.5最も信頼できる日本人監督

2016年2月12日
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研究の成果であるところの多かろう、細密ゆえに高貴な細密画、のように丹念に描きこまれていて、基本的には基本的な演出、カメラワークを用いているはずなのに、滲み出る、溢れ出る、この監督の個性には、改めて敬服している。
ただし、
切腹までの長い長い時間は、見方によっては喜劇的になってしまう。不満はそこだけ。

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エイブル

4.0日本の復興がこの一日にあるとは言い切れはしない。しかし、日本の将来...

2016年2月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

日本の復興がこの一日にあるとは言い切れはしない。しかし、日本の将来を考え、決断し、行動したことは事実である。

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まーちん

3.5作品単体では理解不足に陥る

2016年1月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )

 終戦に向かう日本の政府の裏事情が描かれていて興味深い。これを観る前には阿南大将はいけいけの強硬派という印象があってあまり好きではなかったのだが、ここでは強硬派をいかに制御して現実的に戦争を終わらせるかという違う側面も描かれていたのでその人物像に興味がわいた。
 しかしこの国運を決める緊迫の主題を持った作品で、家庭人の彼に多くの光を当てるのは焦点をかなりぼかしている。彼がこのときに軍人として政治家として何をしたかだけで十分だった。

 当時の軍人幹部の暴走に関しては、徹底した神国日本の軍人としての教育を受けていたので、このようなことが起きるのは仕方がない。しかしそのような部分が劇中で説明されていないし、若手軍人の人物像の掘り下げが浅い。
 阿南にしてもそれは同様で、彼の本当の目的が何だったのか、もっとはっきりと描いていても良かったかな。ソ連を終戦工作に使おうと思っていた派閥があったとか、もっと終戦工作の内情をしっかりとわかりやすく描いて欲しい。

 全体として原作ありき、歴史の知識ありきというのが前提になっているようで、この作品を単体で観ただけでは深い理解には至らない。複雑な事情を描くには2時間でも不足だっただろうか。そして終戦間近の日本政府の舞台裏・阿南の軍人と政治家としての行動・阿南の人格と家庭という三つ、これを無理に詰め込みすぎたことがより散漫になった原因だろう。

追記(2016. 8/14)

『日本のいちばん長い日』(1967年)の原版を観た。こちらのほうが家庭人としての阿南大将を描くことなく、軍人・政治家としての彼のみを描いていて焦点が絞れている。物語としては原版のほうが上。

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Cape God

3.5まあまあ

2016年1月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

70年前は、日本もどこかの国と変わらない悪い事をしていたんだなと、あらためて思いました。
昭和天皇を本木雅弘がとても上手く演じきっていて素晴らしいものでした。役所広司、松坂桃李も熱い迫力ある演技を見せていました。

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tatsu tatsu

4.0良かった(^^;;

2015年12月11日
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鑑賞方法:VOD

国の存亡に関わる大きな変化が起こる時、こんな風になるのかな。と感じました。平和な日が続きますように(^.^) 平和ボケしませんように。。(^^;;

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DOA

4.5「日本のいちばん長い日」を観て・・

2015年11月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

昭和20年8月14日から15日にかけての天皇を中心とした政府の上層部の慌ただしい動きと、宮城事件を克明に原作から映画にした。2.26事件を思わせる青年将校たちの血気盛んな行動。既に日本は広島と長崎に原爆を落とされ、ソ連も対日参戦していた。本土決戦を諦め、ポツダム宣言を受け入れ、無条件降伏することを御前会議で決めていた。映画では、鈴木貫太郎首相、阿南陸軍大臣、昭和天皇が何を延べ、どんな気持ちだったか詳細に語られている。また畑中陸軍少佐を中心とした反乱軍がどのような動きをしたか、玉音放送のレコード盤を巡って、ラジオ放送局と宮内庁がどう対応したか詳細にしている。個人的には役所広司が演じた阿南陸軍大臣の切腹シーンが印象に残った・・

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Ryoichi

4.5原作を読んだほうがいいと思います。

2015年9月27日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

内容はスピードもあって割と面白くあまり退屈にはならないと思います。

私は原作をかじった程度だったのっですが、多分をもう少ししっかりと読んだほうがわかりやすかったのかもしれません。

ただ、読まなくても退屈しないと思います。

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大妖精

4.5リアルタイムサスペンスのような緊張感。日本の未来を命懸けで築いた人々の物語

2015年9月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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浮遊きびなご

3.5作り手と役者の誠実さ

2015年9月19日
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鑑賞方法:映画館

知的

この阿南が、真実の阿南かどうかは別として、画面から作り手と役者の「誠実さ」が伝わってくる。とくに昭和天皇を演じる本木からは、半端な演技はできない緊張に気高さが備わっていて、映画をギュッとしめつける存在であり続けた。

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栗太郎

4.0日本人も、外国の方も見て欲しい

2015年9月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

このような過程を経て終戦が遂げられたこと、日本人はもちろん、外国の方にも見て、知って欲しい、歴史の一コマです。
但し、阿南陸相の切腹シーンは外国の方には理解不能でしょうし、日本人の自分にも、長くて目を背けたいほどなので、むしろ淡々と死が表現されたほうが良かったかなあと。
いずれにしても、このような邦画の力作が次々に制作されれば嬉しいのですが。

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takachan