怒りのレビュー・感想・評価
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役者陣の力量が演出を超えた作品
原作読まない主義なので、何度も劇場で観る予告の役者さんの演技を楽しみにしてました。
予告では、わからない3つのストーリーのオムニバスが、1つの事件と繋がって行く描写の入れ替わりが激しいので、感情移入する暇がない〜^^;
犯人のモンタージュが、松山ケンイチ・綾野剛・森山未來の3人に似てるので、序盤から頭の中で犯人探しが始まります。
ストーリー1
ハリウッド俳優世界の謙さんのヤツれた野暮ったい親父
その娘で、元風俗嬢をすっぴんで演じる宮崎あおいのピュアな演技
いかにも犯人オーラ全開の怪しい物静かな松山ケンイチの演技
3人の切なさの中にある怒りの表現は圧巻。
ストーリー2
イケイケセレブなゲイサラリーマン妻夫木聡
素性不明の中性的な青年を演じる綾野剛
目を覆いたくなる彼らのベットシーンは、役者って大変や^^;;;;
騙してるのか騙されてるのか?殺人犯なのか?
最後、まさかの結末に後悔する妻夫木聡の自分に対する怒り。
ストーリー3
もし彼女が、自分の娘ならこの仕事は絶対に受けさせたくないし、事務所がよくOKしたと思わずにはいられない。。。
広瀬すずのレイプシーンは、映画史に残るインパクト><;
自身も世界中を旅して見聞広げた森山未來の破天荒な暴れっぷりと危険度はMAX・・・@@!
これらの超演技は有名役者に混じって一人ピュアな沖縄の青年頑張ってました。
3つの中では、この沖縄の話が一番辛い。。。
最後の広瀬すずの叫ぶ怒りが、それを物語る。
他にも・・・
謙さんの妹役を演じる池脇千鶴の鋭いツッコミ演技
チョイ役でも超インパクトな現朝ドラ女優の高畑充希
警察のピエール瀧&三浦貴大の相棒の息が合ってない感が絶妙
まぁ〜これだけの超多忙な人気演技派の役者さんのスケジュール抑えた事がある意味奇跡の作品かも!?
☆4.2
<敬称略>
豪華キャスト+熱演(中でも妻夫木と綾野のゲイカップル) これだけで...
豪華キャスト+熱演(中でも妻夫木と綾野のゲイカップル)
これだけでも観る価値はあると思う。
ただ、劇場でみるべきかと問われると、どちらでもいいとこたえてしまうかも。
東京、沖縄、千葉に現れた3人の謎の男と親しくなる周囲が、それぞれの場所でそれぞれの者たちを未解決事件の犯人ではないかと疑いを持ちはじめる。話の展開は、その3つの視点を交えながら同時に進めていくかたち。
長い上映時間だが飽きなかった。人を信じることの難しさをリアルに表現していた。自分は最後まで誰が犯人なのかわからず、群青劇としても、ミステリーとしてもよくできてると思う。
一方で気になったのは、泣くシーン。演技は素晴らしいのだが、カットがやや長く感じた。そこまで尺使わなくても伝わりますよと言いたくなってきた。←揚げ足とりのようなものです(笑)
音楽は流石、坂本龍一といったところ。特に、物語の重厚さと沖縄の海がうつる場面に壮大さが出ててよかった。
凄い!濃厚!
上手く描写されていて素晴らしい作品
ハラハラしました
「結」が長くありません?
良い映画でございました。
堪能致しました。
人を信じることは、
何を持って信じると判断するのか。
その人自身それだけで信じること。
その人の過去の背景に保証があって、
初めてその人を信じられること。
人を信じることから始めるのか。
疑うことから始めるのか。
これらの信じる過程など、
あとから作られた理由のようなもの。
結局、
自分が信じたいものを
信じるのではないかと思う。
頭で考えることではないですが、
鑑賞後の帰り道、禅問答のように、
繰り返し頭をよぎりました。
映画は、そんなテーマを根底に、
サスペンスの要素もあり、
群像劇のテンポもよく、
飽きずに観ることができました。
ただ、
前作「悪人」にも感じたのですが、
起承転結の「結」が長い。
今作も長く感じました。
私の個人的な趣味で言えば、
「結」が潔い作品に、
その監督のセンスを感じる。
この作品をクリント・イーストウッドが撮ったらどう終わるのか。ふふふ。
これぞ映画、なのか?
まず出演者の演技がとてつもなくすごい
これ以上のものは見たことない
特に広瀬すずは本当にこの映画で殻を破った
演技という面でファンになった
人を信じることの難しさっていう主題がちゃんとあって、それで個々のストーリーがよくまとまってて本当に良い!
おもしろいという言葉じゃなくて
とにかくすごいという言葉が当てはまる
これぞ映画と思わせられるものだった
とにかく圧倒された。
普通なら感情移入して涙流すところも圧巻されてもう感情移入どころじゃなかった
目を背けたくなるようなシーンもかなりあったけどそれがあってこの作品ができあがってる
沖縄とかBLとか社会問題として取り上げられるようなことをきれいに収まっててめちゃくちゃたくさんのことをこの1本の映画で考えさせられる
今年見た中で、もしかすると今まで見てきた映画の中で1番恐ろしくて怖くて泣けて考えさせられてすばらしい映画だったんじゃないかなと思った
でも最後に一つだけ改めて考えてみて、
映画とはこういうものなんですか
アクション映画ばかり見てきたために
目を背けたくなるようなシーンがあるこういった映画はあまり経験がなくて衝撃をうけたけど、伝えたいことを伝える手段としてこの映画はアリなんですか
まだ若いんでよくわからなくなった
確かに万人が気にいる映画とはいえないけどそれでもやはり僕はこの映画を好きとは言えなくても素晴らしかったと言いたい。
素晴らしい演技力
今年見た中で一番面白かった!
人を信じるということ。
吉田修一の原作が出版されたときから注目していて、ボヤボヤしているうちに、李相日監督が映画化すると発表され、文庫化となり、読み始めたらキャストが発表された。
原作は非常に素晴らしかった。ただ映画にするには難しい題材であるとは感じていた。
そして出来上がった作品は、原作の精神を微塵も変えることなく目の前に提示された。
人を信じることがいかに難しいか。
愛子(宮﨑あおい)の慟哭、優馬(妻夫木聡)の涙がそのことを物語っている。
そして泉(広瀬すず)の怒り。
物語もさることながら、映像も美しく、李相日の映画作家としてのひとつの到達点かもしれない。
役者陣は先にあげた3人がよかった。もちろんみんなよかった。
力のある原作と、それにみあう才能が結集すれば、力のある作品ができる。
日本映画のひとつの目指す道である。
キャストが豪華すぎる!
演技と音楽
この構成に不快感を覚えざるを得ない
心かき乱された。
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