怒りのレビュー・感想・評価
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オールスター感謝祭
さすが、全員主役級の役者だったので、息詰まる緊張感だった。原作を読んでいたので、宮崎あおいのアイコ役(ちょっと頭の弱い、蓮っ葉な女性)はどうかと思っていましたが、見事に演じておりました。
人を信じることの難しさ
人は「信じたい」と思う程、それは裏には疑念が張り付いている自分の希望であることに気づかされてしまう。「信じる」とは自分の希望が介在するようなモノではなく、ただ純粋に、自然に思える気持ちであり、「信じたい」に変わった瞬間にそれは信じていないことだというコトをこの映画を観ていて痛い程感じた。それに改めて気づかされ考えさせられるだけでも観る価値のある映画だと思う。
人を信じるということ
人を信じなかったために絶望の淵に立たされる人。
人を信じたために、深く傷つく人。
うーむ、難しい。
なぜ、この人を信じてあげないの?
なぜ、この人を信じてしまうの?
登場人物と一緒に、心揺らぎながら見入ってしまいました。
良かった!
監督、配役、脚本、演技、音楽すべてバッチリ!
映画のストーリーとは別に非常に気持ちよくなれた。
すべての要素が噛み合うと素晴らしい作品になる。
考えてみれば、3つのストーリーはすべて別の場所・人物なんだもんな。脚本すごいな。
それとやはり綾野剛はすごいな。彼の出演作を見てきて良かった。
☆一つ足りないのは、一番大事であろう動機が若干弱く感じた。また、こんな人物が一年間も指名手配から逃れられるか?と少し思ってしまったから。
苦しかった。
とても素敵な作品でした。
今年見た中で、最も心に残るものになりました。今、清純派として売れている広瀬すずの演技にはとても驚きましたが、彼女の演技は妙に現実味があって見ていて息苦しかったです。終わったあとの疲労感が凄かったですが、良い意味でかなり期待を裏切られる素晴らしい作品。ひとりで見に行くことをおすすめします。
流行りは気にせず30オーバーはこっちへ
本年度最高作です。君の名はや、シンゴジラも素晴らしいですが、個人的には今作を押します。ロクヨンは足下にもおよびません。
3つのストーリーを編み込んでいくような映画ですが、編集が上手いです。音声を残しながら、映像は次へ。余韻を上手く残しながら次のページへ進んでいるような感じです。
7人の主役、準主役は当然に上手く、それ以外のピエール瀧や池脇千鶴、高畑充希も存在感を出してます。今、役者を使うのが一番上手い監督です。高畑充希の目力は凄かったです。沖縄の男の子は最初と最後で全然違ってます。
色んな立場の役柄があり、観客は誰かに感情移入して観れるのではないでしょうか。
坂本龍一の音楽はラストに行くほど重厚で効いてきます。
絶望からわずかな希望、新たな一歩、次への挑戦を感じさせて「怒り」の一文字を。
良い映画は良い映画館で。
3つのストーリーで展開されていく映画だったけど、場面の移り変わりがとても自然で綺麗でした。
役者陣も素晴らしい方たちばかり。それだけでも見応えがあります。一流の俳優さんたちの名演技の中、広瀬すずちゃんも体当たり演技でした。苦しい涙が本当に切なく怒りを覚えました。
この映画はいろんな角度からの「怒り」があり、信じるぬく事の難しさや大切さも伝わってくるようでした。
観て本当に良かった。
ただお隣の高齢夫婦が終始話しており、「この俳優しか知らないなー、なんだかさ意味がわからないなー、、、」とetc...∑( ̄ロ ̄|||)
ラストに近づくほど、話がヒートアップしてきたので、我慢しきれず「すみません、シーで、、^_^;」と伝えましたが、すぐ隣の婆様にしか通じず爺様は話し続けてました。
エンドロールが終えて照明が点くと、前後隣席の観客や、爺様の隣の女の子はすんごい怒りに満ち溢れていました。
せっかくいい映画を観に行ったのに残念、はぁ꒰ ×͈௰×͈̣ㆀ꒱՞
すみません、映画のレビューでなくて、映画館のレビューになってしまいました( ̄Д ̄;
また良いシネマで観なおします!!
ちゃんと観なおしたいくらい素晴らしい映画です‼︎(*˘︶˘*)
感動しました。
人を信じるとはどういうことか。じっくり考え、感じられる物語です。
原作に忠実な脚本、キャストの演技、坂本龍一の音楽、どれを取っても素晴らしい。
そうそう出会える映画ではありません。
鑑賞をおすすめします。
観た後の余韻が半端ない作品
観た後のなんともいえない余韻が半端ない作品だった。
これはひとへに役者陣の演出を超えた演技によるところにあると感じた。
東京・千葉・沖縄で同時進行するストーリーは
一切交わることなく進んでいくが、
それがラストで一本の線につながっていく様は圧巻である。
間違いなく今年観た映画の中で最高の作品である。
とにかく観るべき作品
映画に限らず作品が世に産み出されるのには
理由がある。
本編のバックボーンには世田谷一家殺人事件や
市橋達也の事件があるが、
彼らはなぜ殺人を犯したのか?
その人間心理を突き詰めると【怒り】という言葉が
出てくるのであろう。
この【怒り】という言葉はこの作品のテーマであり主役でもある。
3組の犯人と思しき人物とそれを愛する、あるいは信頼しようとする
周囲の人間との関係が綿密に描かれているからこそ、
ラストの展開にも納得できる。
役者陣の力量が演出を超えた作品
原作読まない主義なので、何度も劇場で観る予告の役者さんの演技を楽しみにしてました。
予告では、わからない3つのストーリーのオムニバスが、1つの事件と繋がって行く描写の入れ替わりが激しいので、感情移入する暇がない〜^^;
犯人のモンタージュが、松山ケンイチ・綾野剛・森山未來の3人に似てるので、序盤から頭の中で犯人探しが始まります。
ストーリー1
ハリウッド俳優世界の謙さんのヤツれた野暮ったい親父
その娘で、元風俗嬢をすっぴんで演じる宮崎あおいのピュアな演技
いかにも犯人オーラ全開の怪しい物静かな松山ケンイチの演技
3人の切なさの中にある怒りの表現は圧巻。
ストーリー2
イケイケセレブなゲイサラリーマン妻夫木聡
素性不明の中性的な青年を演じる綾野剛
目を覆いたくなる彼らのベットシーンは、役者って大変や^^;;;;
騙してるのか騙されてるのか?殺人犯なのか?
最後、まさかの結末に後悔する妻夫木聡の自分に対する怒り。
ストーリー3
もし彼女が、自分の娘ならこの仕事は絶対に受けさせたくないし、事務所がよくOKしたと思わずにはいられない。。。
広瀬すずのレイプシーンは、映画史に残るインパクト><;
自身も世界中を旅して見聞広げた森山未來の破天荒な暴れっぷりと危険度はMAX・・・@@!
これらの超演技は有名役者に混じって一人ピュアな沖縄の青年頑張ってました。
3つの中では、この沖縄の話が一番辛い。。。
最後の広瀬すずの叫ぶ怒りが、それを物語る。
他にも・・・
謙さんの妹役を演じる池脇千鶴の鋭いツッコミ演技
チョイ役でも超インパクトな現朝ドラ女優の高畑充希
警察のピエール瀧&三浦貴大の相棒の息が合ってない感が絶妙
まぁ〜これだけの超多忙な人気演技派の役者さんのスケジュール抑えた事がある意味奇跡の作品かも!?
☆4.2
<敬称略>
豪華キャスト+熱演(中でも妻夫木と綾野のゲイカップル) これだけで...
豪華キャスト+熱演(中でも妻夫木と綾野のゲイカップル)
これだけでも観る価値はあると思う。
ただ、劇場でみるべきかと問われると、どちらでもいいとこたえてしまうかも。
東京、沖縄、千葉に現れた3人の謎の男と親しくなる周囲が、それぞれの場所でそれぞれの者たちを未解決事件の犯人ではないかと疑いを持ちはじめる。話の展開は、その3つの視点を交えながら同時に進めていくかたち。
長い上映時間だが飽きなかった。人を信じることの難しさをリアルに表現していた。自分は最後まで誰が犯人なのかわからず、群青劇としても、ミステリーとしてもよくできてると思う。
一方で気になったのは、泣くシーン。演技は素晴らしいのだが、カットがやや長く感じた。そこまで尺使わなくても伝わりますよと言いたくなってきた。←揚げ足とりのようなものです(笑)
音楽は流石、坂本龍一といったところ。特に、物語の重厚さと沖縄の海がうつる場面に壮大さが出ててよかった。
凄い!濃厚!
凄かった。
一つ一つのシーンがなんとも濃厚で実在感がハンパなく、脳裏にこびりついて離れない。
当代きっての人気俳優揃い踏みだが、みな李監督によって最大限の魅力が引き出されている。
人物描写が深いためどんどん感情移入し、ラストは心底緊迫した。
原作もいいだろうが、未読がおすすめ。
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