劇場公開日 2016年9月17日

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怒りのレビュー・感想・評価

全563件中、421~440件目を表示

4.0やるせない

2016年9月22日
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信じていたのにふとしたことから疑心暗鬼になる人間の弱さと信じられなかったことに対する自分への怒り。
信じていたのに裏切られたことに対する相手への怒り。
無抵抗でなすすべもなく被害にあったやり場のない怒り。
様々な怒りのカタチが、相手を信じるということを軸に話がすすむ。
犯人探しではなく、それぞれが抱える心の弱さを抉り出す良作。

てか誰かが犯人名をタイトルに晒したために、楽しさ半減したわ!
本当むかつく!っていうのが俺の怒り。

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レイは!?★

4.0怒りの矛先

2016年9月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

1つの事件に関する3人の容疑者の出現。プロットからして、物語の方向性は容易に見えてくる。なぜなら、少なくとも2つの件に関しては冤罪という着地点(もしくは3人とも冤罪)が見えているからだ。

しかし、そこは李相日監督だ。「疑ってごめんなさい」という安易な結末へ導くために140分以上の上映時間を費やすはずもない。本作は犯人は誰なのかと疑うよりも、この人は犯人じゃないと信じる気持ちを前面に押し出す。登場する3人の男は確かに素性が分からない。けれども、俳優陣の巧みな演技は彼らの言動を信じたいと思わせる説得力を生み、後半まで“怒り”というテーマを忘れさせてしまうのだ。

しかし、物語は急転する。一度抱いてしまった疑いという心の闇は簡単には払拭できない。李監督の前作が『許されざる者』のリメイクだったこともあり、私はよもや『ミスティック・リバー』のような作品になるのではと勘ぐった。だが、本作はそれとは異なる方向に舵を切り、人が他者を信じることの強さと脆さをゆっくりと炙り出すのである。

坂本龍一の音楽が物語をより深いところまで牽引していく。様々な社会問題も交えながら、それぞれの心に宿った怒りの矛先が向くのは己か?他者か?それとも、どこに向けたら良いのか分からないやるせなさか?3つのエピソードが織り成すアンサンブルは、観客に様々な解釈を委ねる。微笑み、悲しみ、叫び、無情…。劇場から出てきた時に誰の表情が印象に残るだろうか?

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Ao-aO

3.5140分の1本では難しい

2016年9月22日
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鑑賞方法:映画館

3篇のその1つずつを、また別でまとめておいたストーリーも欲してしまう。
この盛りだくさんを140分にまで簡潔に編集したことが凄すぎる。

3様の在り方は犯人というところのみで繋がっていて、宣伝側は、それを愛と信じる力などと繋げようとしていたが、それはこの映画の理不尽さを、なんとか理由を求めたい人々との接点を作ろうとした苦肉の策であって、かえって無意味にさせた。
李監督はこの世の理不尽さと生きる強さを描き続けたい方なのだろう。

他のレビューを見ても、表現を自由にしないのはいつも世論だと思う。

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ochiwave2

5.0心に…ガツンっと

2016年9月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

久しぶりに…本当に久しぶりに…邦画で心が揺さぶられました。
妻夫木君の涙に…広瀬すずの涙に…胸が締め付けられました。悲しくて、切なくて、やりきれない。
日本にはこんなに素晴らしい演者がたくさんいるのですね。俳優陣の演技に、そして坂本龍一の音楽に、ガッツリ心を掴まれた。
サウンドトラックを購入して、帰りの電車で聞いては、映画のワンシーンを反芻する日々が何日か続いた。
なぜここまで、この映画に心を掴まれたのか、自分でもよくわからないけど…本当に素晴らしかった。

面白かった!なんて、簡単な言葉じゃ言い表せない重厚な映画だった。目を背けたいシーンもいくつかあったけど、お金を払って観て、良かった。

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gyasu0915

4.0何が怖いことか

2016年9月22日
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怒ることを忘れていないか?
怒ることから逃げていないか?
怒ることを恐れていないか?

他人への怒り
自分への怒り

怒るという悪
怒るという善

そんな事、考えて見てました。

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ワン

4.0女性が観るなら覚悟が必要。米兵が少女に性的暴行をするシーンのせいで...

2016年9月22日
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女性が観るなら覚悟が必要。米兵が少女に性的暴行をするシーンのせいで何日も不快な気持ちが続いている。感動ではなく、恐怖で泣いた。
そこだけやんわりさせるというのは作品全体の緊張感が損なわれるので難しいと思う。が違うギミックを考えて欲しかった。

そこ以外は文句なし。特に人物の顔を正面から画面いっぱいに映すカットは感情がまっすぐ伝わって作品にのめり込むことができた。
カメラワーク、演出、音楽、役者すべてが素晴らしい作品だった。

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ふ

5.0ヤバい

2016年9月22日
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鑑賞方法:映画館

内容は最高

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ムネ

1.5結局なんなのか?

2016年9月22日
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「怒り」の意味は分かったけど理解は出来ない。その理解出来ない事も含めて映画の意味なのか?
どうにも救いがない。

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nomohiro-x

3.5愛と怒

2016年9月22日
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鑑賞方法:映画館

愛と怒は、正反対のようで紙一重
役者って大変ですネ-
ならなくて良かった。

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308gtsi

3.5原作を読んで、

2016年9月22日
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鑑賞方法:映画館

ようやく原作を読み終えたが、ずっと気になってたことを確認できた。
監督が原作にない「カーテンを閉める女性」を追加したのは何の意図だったのだろう。ピアノの音とその状況は演出としてインパクトがあることは認めるが、それ以上に恣意的なものを感じてしまうのは私だけなのだろうか?かなり気持ち悪い。

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TWDera

4.0怒り

2016年9月22日
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3つのストーリーが同時並行。3本映画を観ているような1本の映画を観ているような不思議な感覚。
豪華な俳優陣を揃えても失敗する作品は多々あるが、本作は完璧な脚本の下、最高の出来に仕上がっていると感じた。
渡辺謙の役柄もいい。ダサい親父を演じきれる所もかっこいい。抜群の存在感で渡辺謙が出ることで映画全体がしまった感じになる。
松山ケンイチも宮崎あおいも妻夫木くんも綾野剛も、森山未來も、、主役級がこれだけ出ちゃうと、、。いつかのいいとも最終回を観ているかのよう、、。それだけで既に引き込まれる。

怒りって何だろうな、信じるって何だろうな。

3人の疑惑対象の中ではこいつが実は1番信じられるかもってやつが犯人で、結構裏切られた感があった一方で、こいつ怪しいなって思った奴が、全然悪人では無かったとか、、。逆に何で信じてあげれなかったんだろうかと、、。

この映画。観客の信じる力も試される(^^;;

3本のストーリーが3本ともきちっと収まっていく。
エンドロール時の余韻が半端無かった。
いい日本映画を観たなって感じ。

にしても妻夫木くんかっこいいな。エロいし。

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ダモ

4.0好きな複雑さ

2016年9月22日
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泣ける

興奮

程よい複雑さで、ちょっと泣けた!
沖縄基地問題×知的障害×同性愛を並列に並べて良いのかとも思ったけど、まぁ結果的には良いでしょう!
妻君のナマケツにキュンとしました

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Masayoshi

2.0レイプシーンがあった……2度と見れない

2016年9月22日
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鑑賞方法:映画館

米兵に無理やり犯されるシーン大嫌いなので。あんなに生々しく長くやる必要あった?そもそもレイプシーンの必要あった?どれもこれもの作品に言えるんですけど、こういうシーンを実際に再現するって、軽率すぎる。
話の箔を簡単につける為に、一石投じてやりましたドヤ感すごくて、監督に苛立ちを感じた。こういうシーン入れる俺って沖縄理解しすぎ被害者の心汲み取りすぎ凄くない?的なドヤ顔がこのレイプシーンの向こうにスケて見えた。
ただただ、軽率に入れ過ぎとしか思えなかった。表現であるとは思えない。最悪入れるとしても、レイプの事実があったというだけでも良かったと思う。

あと、まともな人が出てこなかったのと、主軸の振りが激しいので疲れた。
突拍子がなく、場面切り替えがザッピングのようで、「ちょっと!勝手にチャンネル変えないでよ!」と言いたくなる感じ。
3人の時間軸がほぼ同時だったので、面白くない。推理要素はなく、ただただ無機質に非日常が過ぎていく。結果、誰にも感情移入できない。そういうことがあった、ただそれだけ。
伝えたいテーマはわかる。監督のやりたいことは凄くわかる。
熱意も感じる。

でもなんか、見終わったらどうでもよくなってしまった。
インパクトだけが残る。そりゃあ……レイプシーンなんて入れたら残るだろうと……
思い出すのはそのシーンばかりになってしまって、他が入ってこない
手っ取り早く話の残酷さを出すのにレイプシーンやるの本当に嫌いです。そればっかりになってしまうので……

話として詰め込み過ぎてどの話も「中途半端」な感じ

題名が「怒り」じゃなくて、坂本龍一作曲の主題歌「許し」だったらわかります。
救いが見える。

妻夫木聡と綾野剛の話は好きだったので、それだけで2つけます。

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こきき

1.0脚本最低

2016年9月22日
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単純

特に秀逸なストーリーがあるわけでもなく、ただただ役者個人の力量に頼ったつまらない映画だった。

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梵天丸子

3.5ちょっと期待しすぎたか…

2016年9月22日
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なぜか「バベル」を思い出した。
あ~そうなるよな~、と。
森山未來の生い立ちがいまいち解りづらいかな。

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カタヤマ

5.02025年10月24日再見(U-NEXT)★変わらず。

2016年9月22日
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知的

難しい

驚く

前回は単独鑑賞の上、作品の構造自体をあまり理解できてないまま、作品の持つ熱量だけで評価していたように感じるが、今回一連の作品を通しで見て、李監督の作家性を強く意識しながら見た本作は各俳優陣の凄みのある演技はもとよりだが、この作品の持つメッセージ性が複雑な物語構成の中ぬおのずと浮き上がるようになっている手腕は見事である。ただ「信じる」事の尊さ、難しさ、儚さ、脆さはよくわかったが、今一つタイトルの「怒り」の原点との連結性がこの作品だけでは分かりずらかった様に少し感じたのは自分だけだろうか?

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mark108hello

5.0

2016年9月22日
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人を信じることの難しさ大切さを極限まで吐き出した作品でした。
キャストの迫真の演技がさらに極限さを増します。

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iranduran

4.0信じることとは。

2016年9月22日
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泣ける

悲しい

何をもってその人の事を信じられるの?

この問いで見終わった後、頭がいっぱいになる。

重くて、辛くて、胸をえぐられるような映画だけど、この映画がすごく好き。

東京で起きた殺人事件の犯人が、東京、千葉、沖縄とで同じ時にそれぞれの繰り広げられるストーリーのどこかにいる。
観ている方は犯人探しのように、どれも疑いの目でみてしまう。
もう最初から最後まで目が離せない!! 信じたい人を疑った自分への怒り。

信じた人に裏切られた相手への怒り。

どこにぶつけたらいいか、どうにもならない怒りは、叫びだったり、涙だったり。
怒りの矛先が物や人にあたることだったり。。
誰もがその気持ちを少しでも知っているからこそ共感し、登場人物と同化し、苦しみ、もらい泣きをする。

信じるって何だろう。

ずっしりとした映画なので、夕方以降に一人で観るのがオススメ。

まず原作がいい、脚本がしっかりしてる、キャストの役作りが素晴らしいので映画にする価値がある。

悪人に続く傑作。
心に残る一本になった。

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きゃん

3.5目を背けたい場面も。

2016年9月21日
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原作に忠実。でも原作ほど「人を信じる」ことの難しさは伝わってこなかったな。大好きな人、信じてる人、信じたい人、それでも、100%信じることはできないのかもしれない。その苦しさとともに生きる。原作とイメージの異なる豪華キャスト陣はどうなの?と思ったがうまくおさまっていた。

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oz
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