怒りのレビュー・感想・評価
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怒り
3つのストーリーが同時並行。3本映画を観ているような1本の映画を観ているような不思議な感覚。
豪華な俳優陣を揃えても失敗する作品は多々あるが、本作は完璧な脚本の下、最高の出来に仕上がっていると感じた。
渡辺謙の役柄もいい。ダサい親父を演じきれる所もかっこいい。抜群の存在感で渡辺謙が出ることで映画全体がしまった感じになる。
松山ケンイチも宮崎あおいも妻夫木くんも綾野剛も、森山未來も、、主役級がこれだけ出ちゃうと、、。いつかのいいとも最終回を観ているかのよう、、。それだけで既に引き込まれる。
怒りって何だろうな、信じるって何だろうな。
3人の疑惑対象の中ではこいつが実は1番信じられるかもってやつが犯人で、結構裏切られた感があった一方で、こいつ怪しいなって思った奴が、全然悪人では無かったとか、、。逆に何で信じてあげれなかったんだろうかと、、。
この映画。観客の信じる力も試される(^^;;
3本のストーリーが3本ともきちっと収まっていく。
エンドロール時の余韻が半端無かった。
いい日本映画を観たなって感じ。
にしても妻夫木くんかっこいいな。エロいし。
レイプシーンがあった……2度と見れない
米兵に無理やり犯されるシーン大嫌いなので。あんなに生々しく長くやる必要あった?そもそもレイプシーンの必要あった?どれもこれもの作品に言えるんですけど、こういうシーンを実際に再現するって、軽率すぎる。
話の箔を簡単につける為に、一石投じてやりましたドヤ感すごくて、監督に苛立ちを感じた。こういうシーン入れる俺って沖縄理解しすぎ被害者の心汲み取りすぎ凄くない?的なドヤ顔がこのレイプシーンの向こうにスケて見えた。
ただただ、軽率に入れ過ぎとしか思えなかった。表現であるとは思えない。最悪入れるとしても、レイプの事実があったというだけでも良かったと思う。
あと、まともな人が出てこなかったのと、主軸の振りが激しいので疲れた。
突拍子がなく、場面切り替えがザッピングのようで、「ちょっと!勝手にチャンネル変えないでよ!」と言いたくなる感じ。
3人の時間軸がほぼ同時だったので、面白くない。推理要素はなく、ただただ無機質に非日常が過ぎていく。結果、誰にも感情移入できない。そういうことがあった、ただそれだけ。
伝えたいテーマはわかる。監督のやりたいことは凄くわかる。
熱意も感じる。
でもなんか、見終わったらどうでもよくなってしまった。
インパクトだけが残る。そりゃあ……レイプシーンなんて入れたら残るだろうと……
思い出すのはそのシーンばかりになってしまって、他が入ってこない
手っ取り早く話の残酷さを出すのにレイプシーンやるの本当に嫌いです。そればっかりになってしまうので……
話として詰め込み過ぎてどの話も「中途半端」な感じ
題名が「怒り」じゃなくて、坂本龍一作曲の主題歌「許し」だったらわかります。
救いが見える。
妻夫木聡と綾野剛の話は好きだったので、それだけで2つけます。
信じることとは。
何をもってその人の事を信じられるの?
この問いで見終わった後、頭がいっぱいになる。
重くて、辛くて、胸をえぐられるような映画だけど、この映画がすごく好き。
東京で起きた殺人事件の犯人が、東京、千葉、沖縄とで同じ時にそれぞれの繰り広げられるストーリーのどこかにいる。
観ている方は犯人探しのように、どれも疑いの目でみてしまう。
もう最初から最後まで目が離せない!! 信じたい人を疑った自分への怒り。
信じた人に裏切られた相手への怒り。
どこにぶつけたらいいか、どうにもならない怒りは、叫びだったり、涙だったり。
怒りの矛先が物や人にあたることだったり。。
誰もがその気持ちを少しでも知っているからこそ共感し、登場人物と同化し、苦しみ、もらい泣きをする。
信じるって何だろう。
ずっしりとした映画なので、夕方以降に一人で観るのがオススメ。
まず原作がいい、脚本がしっかりしてる、キャストの役作りが素晴らしいので映画にする価値がある。
悪人に続く傑作。
心に残る一本になった。
目を背けたい場面も。
「信じる」とは
人を信じるって難しい。この情報化社会だからこそいろんな情報が錯綜してしまい、信じたくても、信じているつもりでも、うまくいかないことがある。
予告編を見たときからずっと公開を楽しみにしていました。吉田修一の原作だしいい監督だし演技派揃いだし、外れはないと思い期待しながら見ました。
物語がどう繋がっていくのかハラハラしていましたが、とにかく切ない。この一言に尽きる。涙無しでは見られない。全員の感情が丁寧に丁寧に、描かれていたので、物語に入り込みすぎてしまい、みんな幸せになってほしいと心の底から思いました。素晴らしい映画でした。ここ数年で観た映画ダントツNo. 1!!!
あと3回は観ます!!!!本当に素晴らしい!!!!
現代社会のコラージュ映画
世相を反映していて、ある意味パロディーと感じる部分もあるし、大部分において社会の問題提起みたいな面を感じることができた。
とはいえ何かこの社会について真剣に考えようとか主張している映画ではなく、あくまでもドラマとして楽しめるし、非常に面白い。
関連性がありそうで、全く異なる物語が入れ替わり立ち替わり平行して進んでいくわけで、結局は何も交わらないで終わってしまう(という個人的な認識)けれど、それらバラバラな話をつなぐもの、それは怒りという感情なのだと強く感じた。
素晴らしい俳優陣の演技だけに頼ることなく、それぞれの怒りを見事に映像で表現されていた、ように思う。
作品をつくる者の怒りが強く込められている作品だと言える。
俳優さんたちがすごい
あまり説明的にキャラクターが描かれないのです。プロフィールが分かるくらい。
そして、今何を思ってるか、くらいは感じ取れるのだけど、前歴不詳の3人はとにかく隠すので、唐突な感じもするのですね。
批判的に言うと、一つ一つの出来事の必然性がわからないので、分断してるようにも感じる。群像劇だから、以上に、それぞれのつながりが不自然で少し違和感。
だけど俳優さんたち一人一人がそれぞれをしっかり演じきってるので、説得力があるし、人間(じんかん)ってそういうものなのかなと。新しい描き方なのかなと。
と、観る側としての背筋を伸ばしつつも、でも、八王子の殺人事件の犯人についてはあまり回収されないまま唐突に感じました。でもそこのパートもすっごい好き。
見応えがありました。面白かったです。
良くまとまっているが
終わって一番に口から出たのは
140分、長い。
三本の映画をひとつのテーマで結びつけているため、ある程度長くても仕方ないが、それにしても体感時間は実際よりももっと長い。
熱量がすごいと言ってしまえばそうかもしれないが。
同じような手法だと、高校生のある一晩の出来事を同時に進行させるアメリカングラフティや、ラブアクチュアリーなどのオムニバス形式の作品が対比で挙げられる。
しかし、この映画はそれらとは明らかに異なる。
というのも、以上に挙げた作品のカタルシスは、一見関係なさそうな人たちが、どこか一点で交差するというその快感にあるが、この作品で三つのできごとを結びつける推進力とでも言うべきものは、誰が犯人なのか?という点。
ただし、三つの世界が交わるのはただその一点で、場面の切り替わりも映画的な手法、例えば足音がして振り替えったら場面が変わる、とかそういう技巧もない。ただ、三つの世界が同じくらいのペースで時間が進むだけ。
テーマは確かに今らしいもので固めている。
性問題、沖縄の基地問題などなど、いかにも知識人が好きそうなものがございとばかりに重厚だ。
ただ、どれも問題提起どまりで、役者の演技に頼った絵作りばかり。
怒りというアイコンも、雑多な感情を無理矢理ひとつのワードで片つけようとしている感じがして共感できない。
そういう諸々の点でこの作品を好きにはなれないし、そもそも三つの話をひとつにまとめたのは間違いだと言う気もする。
以上。
俳優陣の演技力に感嘆
二時間に及ぶ長編映画ですが、目まぐるしく進む展開にドキドキハラハラの連続でした。
CMとか予告でいくつかシーンは見ていましたが、誰かと見に行くのは気まずそうという感想ですね。普段の邦画では中々出ないようなシーンがいくつもありました。
広瀬すずさんの演技がとても凄かったです。
2度目はしばらく見れない程の大作
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