怒りのレビュー・感想・評価
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重厚な作品。だけれども、女性は注意。
今回はほとんどレビューを見ずに、鑑賞しました。
内容は、期待通りというかそれ以上で、人間のドロドロした部分や、愛が描かれていました。
けれども、1つだけ注意して欲しいのは、少女が米兵にレイプされるシーン。
いま見ると数人の方も、レビューで注意喚起していますね。
大体の映画ではモロに描かれないけれど、この映画は違いました。
私は性犯罪にあったことがあるので、見ていて涙がこらえきれず嗚咽を漏らしそうになりました。
途中で退席しようかとも思いましたが、身体が動きませんでした。。
少女が泣き叫ぶシーン、米兵の言動etc...
私は、何日もそれを思い出しては体調が悪くなります。
普通の方は、かわいそう といった感情くらいだと思いますが、人によっては、フラッシュバックの引き金にすらなりそうな程、残酷で卑劣なシーンです。
映画の中でも必要なシーンだと思いますが、覚悟してみて欲しいです。
私はレイプシーンがあると知っていたら、見なかったかもしれません。
原作の吉田修一が、 かつてないほどの豪華キャストを、 全員主役をは...
原作の吉田修一が、
かつてないほどの豪華キャストを、
全員主役をはれる位の俳優さんで、
と希望したという話をどこかで読んだが、
正直そのときは、
そんなに評判にしたいの?
くらいのゲスな感想しか持たなかったのが
今日映画を見終わって、
はじめて原作者の希望の意図がよくよく
わかった気がした。
3つのストーリーのどれも、
力を抜いてはいけない。
どうしようもない日常の中で
必死で生きる人間の強さと脆さを
まるですぐ傍で見ているかのような臨場感を
もって感じさせなければならない。
3人が3人とも、
何かを隠して生きている、
そんな怪しげな雰囲気と、
それでも所々で感じる情や親しみやすさから
信じたい、でも怪しい、、
観る人もいつの間にか、
葛藤を感じずにいられない
そんな作品でした。
よい脚本でした
素晴らしい作品
140分とは思えない
やるせない
怒りの矛先
1つの事件に関する3人の容疑者の出現。プロットからして、物語の方向性は容易に見えてくる。なぜなら、少なくとも2つの件に関しては冤罪という着地点(もしくは3人とも冤罪)が見えているからだ。
しかし、そこは李相日監督だ。「疑ってごめんなさい」という安易な結末へ導くために140分以上の上映時間を費やすはずもない。本作は犯人は誰なのかと疑うよりも、この人は犯人じゃないと信じる気持ちを前面に押し出す。登場する3人の男は確かに素性が分からない。けれども、俳優陣の巧みな演技は彼らの言動を信じたいと思わせる説得力を生み、後半まで“怒り”というテーマを忘れさせてしまうのだ。
しかし、物語は急転する。一度抱いてしまった疑いという心の闇は簡単には払拭できない。李監督の前作が『許されざる者』のリメイクだったこともあり、私はよもや『ミスティック・リバー』のような作品になるのではと勘ぐった。だが、本作はそれとは異なる方向に舵を切り、人が他者を信じることの強さと脆さをゆっくりと炙り出すのである。
坂本龍一の音楽が物語をより深いところまで牽引していく。様々な社会問題も交えながら、それぞれの心に宿った怒りの矛先が向くのは己か?他者か?それとも、どこに向けたら良いのか分からないやるせなさか?3つのエピソードが織り成すアンサンブルは、観客に様々な解釈を委ねる。微笑み、悲しみ、叫び、無情…。劇場から出てきた時に誰の表情が印象に残るだろうか?
140分の1本では難しい
心に…ガツンっと
女性が観るなら覚悟が必要。米兵が少女に性的暴行をするシーンのせいで...
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