怒りのレビュー・感想・評価
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それぞれの怒りが心にズシリと重くのしかかる
まあとにかく重たかったですが、でも物凄く見応えのある映画でしたね。
主軸は人間ドラマだったとは言え、サスペンスとしても十二分に堪能できる仕上がりになっていて、2時間22分飽きることなく映画に没頭することが出来ました。
同時進行で描かれた直接繋がりのない千葉、東京、沖縄それぞれのエピソードの見せ方も絶妙で、音だけ先に聞かせて別の舞台のシーンへ移動する手法には、毎回ハッとさせられましたよ。
映像や音を上手く使って見る者をグイっと引き込む李相日監督の手腕、お見事でした。
犯人の手配写真や映像の作り込み具合もこれまた素晴らしかったですね。
各エピソードの3人皆それぞれがこの男かもと思わせるようなクオリティは、本当に見事としか言いようがありません。
結果配役からまあそうだよな~的ところに落ち着いた感は否めませんが、見ているうちはいろんなパターンが想像できて本当に混乱しました。
勿論、綾野剛、松山ケンイチ、森山未來は顔の系統が一緒と言うだけでなく役者の力としてもホント素晴らしかったです、綾野剛の受けの演技が特に良かったなぁ、もし自分がそっち方面の人だったら、間違いなく好きになります、傾いた弁当を直すしぐさが最高でした!
しかし本作のテーマでもあった人を信じることの難しさを、まあとにかく痛感させられた作品でしたね。
信じる為には疑う必要もある、知ることから信頼を築いていける、そんなことを各エピソードから改めて考えさせられました。
妻夫木聡と綾野剛の台詞が特に印象深かったです。
逆に知ろうともせずただ信じたら、悲劇を招く可能性があることも痛感・・・。
それにしても沖縄エピソードの広瀬すずの演技には驚いた、こんなことまでできるのか、今までも逸材だと思ってきましたが今後も更に楽しみになってきました。
沖縄と言えば、基地問題と言う現実の社会問題までストーリーに絡めていたのはとても印象的でしたね。
どこにぶつけていいのか分からない沖縄の方々の怒り、心動かされましたよ、この映画を見た方が知ることで少しでも変わることを期待します。
その他にもそれぞれの怒りがズシリと重くのしかかる作品でしたね。
しかし日本を代表する名優7人(+安定の脇役・池脇千鶴&少ない時間で抜群の存在感・高畑充希)の演技は本当に見応えありました。
監督が代えのきかないキャストと言い放ったのも至極納得の演技でしたね。
推理物ではありません
深い。
細かい描写はともかく切ない
ラストのマツケンが戻ってきちゃうとこはなんかなって思ったり、ゲイ描写のとこは、そこいる?とかいろいろ思うとこはあったけど、楽しめたけど少し切ない感じだったなー。
宮崎あおいの途中のダメっぶりの顔と最後のちゃんとした顔のギャップにさすがだなーと思った。
後になってじわじわきてる。なんかふとした時にゲイの2人についてを考えてしまうし、沖縄のこととかも。なんか鈍い衝撃あったのかもしれない。なんだろう本当考えさせられる。自信のなさが信頼を崩してしまう。情けない感じが共感できるのかもしれない。不安ばかり。
衝撃的な内容
引き込まれます!
今日観てきました。
2時間22分って普通は長いです。
でもこの映画はグイグイ引き込まれていきます。1度も時間を気にすることなく最後まで目を離さず、終わってしまうとあっという間で、いつまでも余韻に浸りたい気持ち、また観たいっていう気持ちにさせられました。
キャスティングはピッタリです。それぞれが素晴らしい演技。ふと見せる仕草やじっと見つめる表情、それぞれからいろんな怒り、信じること、裏切り、後悔等が次々に伝わってきます。
特に宮崎あおいの演技には鳥肌が立ちました。やっぱりこの女優さんは凄いって改めて思いました。ひとつひとつの演技がホントにグッと迫るものがある。渡辺謙との親子役。ホントに良かった。
ひとつひとつ上げていったらきりがないけど、3つの話がテンポよく切り替わり、飽きさせず、気になっていきます。
リアルなシーンは実にリアルで。思わず目を背けたくなりました。広瀬すずも頑張ったと思います。観ている方が辛くて、とても重かったです。一皮剥けたのではないでしょうか。
最後は1つだけ、心が救われる終わり方だったので良かったです。3人全員が救われない終わり方だったら重いまま、なんとなく苦しいままだったと感じます。
まだまだいっぱい伝えたい事はあるものの、うまくまとまりませんが。今年一番の映画ではないかと思います。坂本龍一の音楽も実に合います。今も頭の中に流れてます。場面も思い出します。しばらく余韻に浸りっぱなしかも知れません。
本当に観てよかったと思える映画でした。
予告を見てから、何ヶ月とずっと楽しみにしていたので自分の中でもハー...
キャストの名演技と脚本に感動!
以前、映画悪人を見た時にもタイトルの悪人ていったい誰が本当の悪人なんだろうか?と考えさせられましたが、今回の映画怒りもいったい誰のどんな怒りなのだろうか?と色々と考えさせられる作品でした。小説をまず読み、映画化になる話を1年以上前から楽しみにしていましたが、期待通りに豪華過ぎるキャストの名演技と脚本の素晴らしさにどんどん引き込まれていく作品でした。
タイトルの怒りの理解は、観る人がそれぞれの登場人物に自分を重ねて、共感するやり場のない怒りを感じる作品のように思いました。マイノリティーや米軍基地への世間の理解や問題は、大きな怒りの渦の中にあり簡単には解決できない現実があります。個人的には、自分の保身へ走った為、最愛の人を信じてあげられなかった自分自身の弱さ、裏切りへの怒りと後悔をこの作品で1番強く感じました。
直人の印象的なセリフで
大事なものはどんどん減ってゆくんだよって言葉が心を打ちました。
大事なものをいっぱい持つ事に蒸着しすぎると、人は物事の本質を見失ってしまい、知らない間に大切なものを失ってしまう。という事かもしれませんね。
ミスキャストもなく役者陣の演技は全て完璧。特に渡辺謙、宮崎あおい、妻夫木聡3名の名演技は絶賛ものです。
クライマックスは3つの話が速度をまし重なりあい感情が抑えきれず、ずっと涙が止まりませんでした。
坂本龍一とツーチェロズの音楽も重厚感と抑揚の高まりを良く表現していたと思います。
今、大人が観るべき日本映画の一本ではないでしょうか。
よかったけど、ここまでしなくても。
よかったと思います。
俳優陣の演技が半端じゃなく、特に宮崎あおいさんはすごい。
あの役の細かい説明がなくても、観ている人に役回りを十分に理解させるなんて、これが本物の演技だと思いました。
戸惑ったのは妻夫木さん。
他の作品もたくさん観ました。ファンです。それがゲイの役・・・それはいいけどあそこまでする必要はないと思う。俳優にはかっこよくいてほしい。汚れ役もありだと思うけど。
広瀬すずさんのレイプシーンについても同じように「あそこまでしなくても。」という意見がありました。妻夫木さんと綾野剛さんのシーンにしても同じように思います。もう少しぼかした表現でもと。
綾野剛さんもファンだったので「う~ん。」です。
想像以上に
もう一度は観たくないけど、
すごいの一言
コイツはすげえや
まずは、役者さん。
そもそもが、見事にこれだけの演技上手の大物役者のラインナップがあるのだから、キーポイントは広瀬すずさん。彼女の演技でこの作品の評価が託されると思っていましたが…いやー、彼女は青春映画だけの役者から完全に脱出しましたね!良い役者になったと思います!
そしてストーリー。
原作は読んでなかったので、最後までハラハラもの。
例の逃亡者の話が根本の話とは聞いていましたが、そこもリアルに感じられましたね!
胸をえぐられるような、話。
信じる人、信じられない人、信じられたい人、そして、裏切られた人に、信じてあげられなかった人…
確かに何にも知らない人間を簡単には信じて、逆に人を傷つけてしまう事ってありますよね。
でも、信じたい、というのが人の情というやつで…
全てのケースの結末に涙が出ました。
自分なら…人を信じたいけど、傷つきたくないから簡単には信じないんだろうなぁ…と。
それが間違いでもないし、寂しい気もするし…人の弱いところをえぐられた様な作品でした。
役者の演技力に圧倒された
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