怒りのレビュー・感想・評価
全553件中、341~360件目を表示
予告を見てから、何ヶ月とずっと楽しみにしていたので自分の中でもハー...
キャストの名演技と脚本に感動!
以前、映画悪人を見た時にもタイトルの悪人ていったい誰が本当の悪人なんだろうか?と考えさせられましたが、今回の映画怒りもいったい誰のどんな怒りなのだろうか?と色々と考えさせられる作品でした。小説をまず読み、映画化になる話を1年以上前から楽しみにしていましたが、期待通りに豪華過ぎるキャストの名演技と脚本の素晴らしさにどんどん引き込まれていく作品でした。
タイトルの怒りの理解は、観る人がそれぞれの登場人物に自分を重ねて、共感するやり場のない怒りを感じる作品のように思いました。マイノリティーや米軍基地への世間の理解や問題は、大きな怒りの渦の中にあり簡単には解決できない現実があります。個人的には、自分の保身へ走った為、最愛の人を信じてあげられなかった自分自身の弱さ、裏切りへの怒りと後悔をこの作品で1番強く感じました。
直人の印象的なセリフで
大事なものはどんどん減ってゆくんだよって言葉が心を打ちました。
大事なものをいっぱい持つ事に蒸着しすぎると、人は物事の本質を見失ってしまい、知らない間に大切なものを失ってしまう。という事かもしれませんね。
ミスキャストもなく役者陣の演技は全て完璧。特に渡辺謙、宮崎あおい、妻夫木聡3名の名演技は絶賛ものです。
クライマックスは3つの話が速度をまし重なりあい感情が抑えきれず、ずっと涙が止まりませんでした。
坂本龍一とツーチェロズの音楽も重厚感と抑揚の高まりを良く表現していたと思います。
今、大人が観るべき日本映画の一本ではないでしょうか。
よかったけど、ここまでしなくても。
よかったと思います。
俳優陣の演技が半端じゃなく、特に宮崎あおいさんはすごい。
あの役の細かい説明がなくても、観ている人に役回りを十分に理解させるなんて、これが本物の演技だと思いました。
戸惑ったのは妻夫木さん。
他の作品もたくさん観ました。ファンです。それがゲイの役・・・それはいいけどあそこまでする必要はないと思う。俳優にはかっこよくいてほしい。汚れ役もありだと思うけど。
広瀬すずさんのレイプシーンについても同じように「あそこまでしなくても。」という意見がありました。妻夫木さんと綾野剛さんのシーンにしても同じように思います。もう少しぼかした表現でもと。
綾野剛さんもファンだったので「う~ん。」です。
想像以上に
もう一度は観たくないけど、
すごいの一言
コイツはすげえや
まずは、役者さん。
そもそもが、見事にこれだけの演技上手の大物役者のラインナップがあるのだから、キーポイントは広瀬すずさん。彼女の演技でこの作品の評価が託されると思っていましたが…いやー、彼女は青春映画だけの役者から完全に脱出しましたね!良い役者になったと思います!
そしてストーリー。
原作は読んでなかったので、最後までハラハラもの。
例の逃亡者の話が根本の話とは聞いていましたが、そこもリアルに感じられましたね!
胸をえぐられるような、話。
信じる人、信じられない人、信じられたい人、そして、裏切られた人に、信じてあげられなかった人…
確かに何にも知らない人間を簡単には信じて、逆に人を傷つけてしまう事ってありますよね。
でも、信じたい、というのが人の情というやつで…
全てのケースの結末に涙が出ました。
自分なら…人を信じたいけど、傷つきたくないから簡単には信じないんだろうなぁ…と。
それが間違いでもないし、寂しい気もするし…人の弱いところをえぐられた様な作品でした。
役者の演技力に圧倒された
胸が締め付けられる
文句無し。まさにその通りの完成度でした。
私は原作を読み、物凄く切ないというか、怖いというか…
胸が締め付けられた
という思いが強く、言葉で表現出来ない感情でした。そして、本作ではそのあらゆる描写が細かく描かれており、結末を知った上でも涙が出てきてしまいました。
俳優陣の演技力もさることながら、ここまで原作の良さを引き出した監督は素晴らしいです。
3つのエピソードに直接な話の繋がりはありませんが、この3つに共通しているテーマが
愛した人が殺人鬼かもしれない
ということです。信じたいけれど、どこかがおかしい、どこかの特徴が犯人と似ている…
その状況下で主人公達の行動が共感できて涙涙の物語です。
3つのストーリーを交えながら描くので、良いところで違う話に切り替わったりなど、少々難しい箇所はあります。私は原作を読んだので、理解出来ましたが、初見の方は少しだけごちゃごちゃになる可能性があります。
ラストもさらっと流す部分があるためちゃんと見ていないと置いていかれます。
これは是非劇場に足を運んで頂きたい作品です。出来れば原作を読んでからをお奨めしますが。
下世話な自分を再確認
キツい、辛い、重い。だけど……
ネガティブな言葉しか出ない。
だからと言って悪い作品というワケでは無い。
良かったからこの言葉。
誰かと始めて関わりを持つのはある意味冒険だ。
だんだんそれも当たり前に慣れてくる頃、まだその冒険は続いていたことに気付く。
大抵は「この人、まだこんな一面があったんだ」くらいなのに登場人物達が感じる相手の違和感。
私は、まだ幸せなことに人生でそこまでチリチリ焼かれるような違和感を周りの人に持ったことは無い。
でも、もし……。
最後は皆叫ぶ。
「チクショウ!」や「殺してやる!」みたいな具体的な言葉は出ない。
それとも、そんな言葉全部が混ざっての叫びなのか?
そんな纏わり付く暗い感情から小さく、か細い救い。
これからを考えると救いと言えるか解らない。
そして穏やかに繰り返す波は静かに優しく、無慈悲に叫びを飲み込んだ。
あまりに喰らった澱みが辛すぎて録画しといた『食わず嫌い』を速攻で視聴。
映画の後に見るキャッキャッ♪ウフフとパイをぶつけ合う二人に少し救われた私だった。
素性が知れない人
全553件中、341~360件目を表示