イザイホウのレビュー・感想・評価
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消えゆく運命(さだめ)。
数日前、予約なしで行ったら満席で入れず。
予め席を確保した上で鑑賞。
1966年、米施政下のモノクロ映像。
米国の影はほぼゼロ。
本島から離れた、孤高の久高島における暮らしと12年に一度の祭事。
2015年現在、人が少なく既に37年間の断絶。今後復活することは、恐らくないと思われる(奇?)祭の貴重な資料。
当時、上下水道はないし、土地は共有で、女は農業、男は漁業(共に零細)。
長年続く閉鎖的な血族社会。
ハレ、としてのイザイホウ。
豊かさと共に失ったものは確かにあるのかもしれないけれど、文化保全のため貧しさを甘受するのは耐えられないだろうなと感じる。
何かを得るためには、何かを諦める必要があるのだ、と改めて。
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