劇場公開日 2015年10月10日

「もう少しラブ要素を多く見たかったが、でもいい!」図書館戦争 THE LAST MISSION スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0もう少しラブ要素を多く見たかったが、でもいい!

2015年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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萌える

SPドラマ版に多くの恋愛パートを持ってきた為か、映画版の続編は戦闘・アクションシーンの割合がかなり多めになってましたね。
正直水戸図書館での戦闘シーンは、長過ぎて少々ダレましたが・・・配分をもう少し考えてほしかったかなぁ。
ただ戦争ごっこ的印象が否めなかった前作に比べれば、迫力・臨場感は大幅アップ!
肉弾戦も相変わらずの岡田准一のキレッキレのアクション炸裂プラス榮倉奈々も今回は見せ場たっぷりでしたので、アクション映画としてはかなりの見応えを感じましたね。

でも、この映画に期待するところは、アクションよりもアレに期待する方が大半でしょ?
そう言う意味ではやや物足りなさを感じた部分も。
まあ堂上と笠原は相変わらずのもどかしさを見せて、見る者をヤキモキさせましたが、もっと見たかったですよね。
しかし「デカい」ネタは最高にツボ、最後の無骨な感じもたまらなくいいですねぇ、ラストと言わず、もっともっと2人を見ていたい。

ちょっと可愛そうだったのは、SPドラマ版で見せ場たっぷりだった小牧隊員の田中圭&土屋太鳳カップルが、今回は顔見せのみだったことでしょうか・・・。
それと手塚と柴崎の絡みももっと見たかったなぁ。
まあ今回は手塚兄こと松坂桃李VS図書隊がメインでしたので、仕方ないところではありますが、また映画でもスピンオフドラマでも何でもいいんで何かしら続きが見たいです。

しかし松坂桃李は意外と悪役が嵌りますね。
まあ正直前半の笠原を罠に嵌める作戦自体は微妙だった気もしましたが、松坂桃李の悪役としての雰囲気作りは最高でした。
手塚兄の考えも、少し分かるようなところがあったりで、話の重厚さでは完全に前作以上でしたね。
作風としては個人的には前作の方が好きでしたけど。

スペランカー