マッハ!無限大のレビュー・感想・評価
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トニー・ジャー×CG作
バイクチェイス
火炎キック(CG)
電撃キック(SE『SW』)
象牙爆弾
荒いVFX
この作品に必要なものは3D効果でなく本物のアクション
トムヤムクンの続編
マッハというタイトルだけどトムヤムクンの続編。話はいつもの通り象を助けること。それよりアクションですよ。久しぶりのトニージャーですが、それほど衰えたようには見えなかった。コメディ要素は少ないけれどとりあえず、トニーアクションが見れて良かった(^_^)
惜しむらくは、格闘技のジャンルが少なかった。というより敵の攻撃はワンパターンなのと壁蹴りからの攻撃が多すぎ(^.^;
上映館が少ないし既に終了しているところがあるので、肉体アクションが好きな人は見て欲しい!
次回も期待してます。
本気のアクションにVFX(視覚効果)が水を差す
うーむ、アクション凄いし色々とブッ飛んでて
楽しいと言えば楽しいんですがね。
なはんか色々と釈然としないんですよね。
ここから先はほとんどグチなので、
読みたくない方は読み飛ばしてもらえればと。
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一番気になったのはCGや合成といった特殊効果が
割りと多めに使われている点について。
そもそもこの映画って肉体派アクションじゃないすか。
トニー&ジージャーという二大巨頭を揃えた以上、
小細工ナシのガチンコ格闘を期待する方って多いと思うんですよ。
で、小細工ナシの格闘もバッチリあるにはあるんですけど、
そこにCGやら合成やらで足された部分が随所に出てきて、
こっちの興奮にちょいちょい水を差してくる感じ。
明らかに合成と分かるシーンがあると、ホントに本人が
演ってるシーンまでスゴさが伝わらなくなっちゃうし、
おまけにアクションできる演者さんのアクション自体
にまでCG組み込むのはどーよ、というね。
針とか電気コードみたいな小道具は(最後まであれが
何なのか分からなかった)、ちょっと僕は納得いかない。
CG使うくらいなら多少物量を減らしてもいいから、
とことん生身(なまみ)で闘って欲しかったなあ、と。
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いやまあハリウッドのアクション映画なんて
ボンボンCG使ってるじゃんていう話なんだけど、
あっちはあっちなりにCGと実写が違和感無く同居して
物語の邪魔にならないような努力をしてる訳だし、
ハリウッドじゃないがジャッキー・チェンだって
映画の中でCG使う事はあるけど、ここぞというシーンは
生身で演ってて、そこでやっぱスゲーってなる訳だし。
(『ライジングドラゴン』なんてその辺のバランスでも
相当レベルの高いエンタメ映画だったと思う)
本作が、こういった近接格闘アクションものにしては
カットが細切れで、『ホントにやってる、スゲー!』
と感じるような長回しのシーンが少ない気がする点も
その一因かと思う。
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いや、全然アクションを評価しないという事じゃない。
トニーとNo.02が繰り広げるバウトなどは見応え十分。
黒幕No.00も、意外やヘヴィかつキレのある
アクションを見せてくれるのでちょいとビックリ。
西部警察も真っ青なレベルの、頭おかしいってくらいの
バイクが投入される前半の市街逃走シーンには笑ったし。
前半のチェイスアクションの長いこと長いこと(笑)。
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ダメ押しでもうひとつ。
こういう映画なのでストーリーは特にツッコまない……
つもりだったけど……あまりに物語やキャラが粗すぎないかね、これ。
そもそも何で“あの” 象を誘拐する必要があったんだっけ?
トニー・ジャーを色々利用したかったのも含めての
計画だったのかしら。すごい回りくどいやり方だけど。
行動パターンが良く分からない黒幕No.00とか、
完全にイロモノ扱いで終わった可哀想なNo.20とか、
彼女に殺されて何がしたいのか良く分からないまま死んだ潜入捜査官(?)とか、なんか色々面倒臭い科学者とか、
妙に頭に引っかかってモヤモヤ。
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たぶん『るろうに剣心』や『ザ・レイド GOKUDO』に近い
作りのアクションを期待していたから落胆も大きかったのだと思う。
役者が本気でやってる所をストレートに伝えてくれない
苛立ちとでも言うか何と言うか。
クソ真面目に観すぎなのかなあとは自分でも思うが。
眠くはならなかったけれど、出来はまあまあもしくは
少しガッカリだったので判定2.5~3.0といった所。
<2015.02.14鑑賞>
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