「申し訳程度の推理にど派手アクション」名探偵コナン 業火の向日葵 あまり映画は見ない男さんの映画レビュー(感想・評価)
申し訳程度の推理にど派手アクション
ただ思いついたことを書きなぐるだけなのであまり読みやすくないと思います。
コナンの映画は毎年映画館で見ていますがキッドが出てくるにもかかわらず、今回のはここ10年でつまらなさのベスト3には入るかと…。
まず申し訳程度の殺人事件でストーリーに引き込まれません。この殺人事件は別になくても良かったんじゃないかと思われますし、謎を散らすことがされていないので推理しようにもできない。とにかく脚本がコナンに向いてないように思ってしまいます。
ひどかった・つまらなかった一昨年の映画と同じ脚本の方で犯人の動機も「ああ…そう…」という感じでお粗末なもので榮倉奈々の演技もひどい(去年犯人役だった福士君はまだ及第点だったような気がします)。
キッドが出てくると連続殺人にしづらいでしょうが、事件解決よりキッドとの対決のほうがメインになってしまっています。そのせいでキッドが出てくる時間も長いですしそれにつれて次郎吉の出番も多いです。捜査というか調査というかそういうシーンもあまりありませんからこの現場の痕跡はなんなんだろうとかそういうことを考えることができません。
スペシャリストという名目で登場人物(容疑者)を複数呼んでいるのにこの人には動機がありそうというような背景というか掘り下げがされず、映画を見終わったらその人たちの名前を覚えていませんでした。また犯人がだれかわからなくさせたいのか(こっちはあまり推理のしようがないのに)刑事が少し怪しいという演出あったりだとか話がつまらないです。
また建物の構造がいまいちよくわからないのでどこで立ち往生していてピンチなのか、どうピンチなのかあまり伝わってきませんでした。
それとひまわりの絵が大事だからあの防御策(とでもいいましょうか)はいいんですが絵を避難させたら消火してくれる設備がなく(スプリンクラーが作動するなどの描写がない)燃え広がるばかりで疑問でしたし、今回の映画は悪い点を挙げればキリがありません。
良かった点といえば爆発や火があるので派手で考えずにただ見てれば楽しいというところでしょうか。