「古株キッドのポジティブキャンペーン回」名探偵コナン 業火の向日葵 you takaさんの映画レビュー(感想・評価)
古株キッドのポジティブキャンペーン回
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記憶が正しければ、2014~2015年あたりに赤井秀一や安室透などコナンを見ていなくても名前を耳にしていた記憶がある。そんな魅力的な新キャラが出てきたことによって新規参入してきたユーザに対して古株キッドの布教、古参に向けてキッドを忘れないであげてというメッセージ性を感じた。
昔から知ってる人は、キッドは殺人はしないし、宝石以外は盗まない、予告状を出さないと盗まないということは知っていると思うので、チャーリーは、キッドに偏見をもっている新規ユーザのメタファーなのだろうと感じた。
チャーリーがキッドの事を勘違いしていたという結論に至り、視聴者を誘導している。キッドは悪い奴ではないし魅力的なキャラクターなんだという植え付けに成功したように感じた。
犯人の動機が薄い、雑というレビューを散見したが、
自分の好きなものに陶酔している危なっかしいキャラクターを印象付けるためにわざと、自分の思い込みで勘違いしていたり、自分勝手な判断で犯行に至っていたりするのではないかと思う。
恋は盲目と同じで、周りから見ればおかしいというのは分かるが、当事者自身は自分がおかしいことに気づけない。
それでも、犯人のパソコンにある犯行予定の資料を云々は正直後出しじゃんけん感が否めない。
マイナスポイントとしては、本作前作とゲスト声優を犯人にしているのが残念。
プロの声優じゃないので棒読みは仕方ないとしても、犯行動機から何から長く喋らせるのは違うのではないかと思う。
棒読みが気になるけどチョイ役だからまだ許せるというのがあった気がする。
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