ガールズ・ステップのレビュー・感想・評価
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【”自分のダンスを踊れ!自分の人生を歩め!”今作は訳ありな生活を送る地味なJK5人がダンスを通じ、友情を育む様を描いた王道青春映画である。】
■高校2年生・あずさ(石井杏奈)は、体育授業をサボった事から先生に、学園祭でダンスを踊る事を求められ、更にダンスの面白さと仲間の大切さを知った地味な女子高生、愛海(小芝風花)、葉月(小野花梨)、環(秋月三佳)、美香(上原実矩)の「ジミーズ」と呼ばれるボッチ5人とダンス部を結成することになる。
彼女達を指導するのは、チャラいが実はNYで且つてトップダンサーだったケニー尾長(塚本高史)だった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・愛海(小芝風花)、葉月(小野花梨)、環(秋月三佳)、美香(上原実矩)そして、あずさ(石井杏奈)のキャラがしっかりと立っているのが良い。
1.愛海(ナント小芝風花)・・SNSで知り合ったダメダメなサラリーマンと付き合うも子供を身籠り捨てられる、「ジミーズ」1号。
2.葉月(小野花梨)・・父親を亡くし、幼い姉弟たちとお弁当を頑張って売っている健気な女の子。チョイ、気が強い我が道を行く。「ジミーズ」2号。
3.環(秋月三佳)・・優秀な兄弟の中で、成績が伸びず多くの塾の掛け持ちをさせられている自分に自信のない眼鏡の女の子。「ジミーズ」3号。
4.美香(上原実矩)・・顔が怖く、言動が粗暴だが実は心優しく、女気のある女の子・・「ジミーズ」4号。
5.あずさ(石井杏奈)・・臨家の保(ナント磯村勇斗)が好きなのに、言い出せなく、且つ小学校の時に苛められていたので、八方美人。自分に自信がない。
という5人のキャラが良いのだな。
若き女優陣も、当時トップアイドルの石井杏奈。今やトップアイドルの最初、分からなかったほど地味な小芝風花。名脇役の小野花梨、秋月三佳、上原実矩も今作から10年後も頑張っている幅のあるキャスティングで良いのだな。
・最初、ダンス部を結成した5人は最初は足並みが揃わないのだが、愛海の妊娠を切っ掛けに美香が、相手の男の勤めているビルにバットを持って乗り込んで行くシーンは、彼女の女気が良く分かり、5人は結束を高めていくのである。
・そして、海岸に集まった5人。環が美香に”一緒にダンスしようって、言われた言葉は宝”と言ったり、葉月が自分の家庭の実情を話したり。
<5人は「ジミーズ」を結成し、大きな大会に出て見事に踊りきるのである。その後の会場からのスタンディングオベーションのシーンはグッと来たなあ。
そんな彼女たちの姿をステージ袖で見ていたケニー尾長は、再度NYで勝負するために旅立つのである。
今作は、訳ありな生活を送る地味なJK5人がダンスを通じ、友情を育む様を描いた王道青春映画なのである。>
この手の映画には、凄い女優が生まれる説‼️❓
心があったか〜くなる作品
予定調和の女子高生モノ。
でもね、ホンっっっとにいい作品。
不入りとか、ここのレビューの少なさを見て、
もったいないなぁと心底思います。
冒頭から、ん?フラガールか?チア☆ダンか?
と感じながら入ってきます。
まさに似て非なる作品なので、比べて観ずに進みましょう。
体育の女教師の公開処刑に近い指示がストーリーの起点になる。
そこからは、予想を裏切らないストーリー展開。
まさに王道の映画。逆に安心感。
E-girlsの石井杏奈さんは、とびきり可愛いわけではないが、笑顔の素敵な女優さんです。
ソロモンの偽証から成長したなぁと、親のような心境。
小芝風花さん、声で気付けるぐらい見て気づきません😅
小野花梨さんもいるという将来性のキャスティング
ジミーズの5人それぞれが闇を持っているから、
この映画は成立します。
「真の友達」に出会い、それに気付き、心を許した時、その友情は本物に。
元々、ダメな人間なんていないんだ。
ひたむきに一生懸命頑張る姿は美しく、心打つものは無いと気付かされる。それを見事に映像化したし、演じる5人の女優陣は天晴れです。
タイトルとテーマが軽く見られすぎたのかなぁ。
ホントに心温まる作品でした。
劇中にいいセリフがありました。
「本当の自分見せなきゃ友達なんか出来るわけがない」
「つまんねぇ嘘つくぐらいなら、弱音吐いたっていいじゃないか!」
オジサン感動です😭😭
圧倒的な爽快感
不入りでも仕方ないが…
塚本JK!!
なんかいい!
ベタでも下手でも、自由に楽しく!
公開時は記録的な不入りと叩かれ、失敗作の烙印を捺された本作。
でも実際見てみると、思いの外いいんだな、これが。
平凡な女子高生・あずさは、単位の為、校内で“ジミーズ”と嘲笑される4人の女生徒と地元のパフォーマンス・フェスティバルでストリートダンスをやる事に…!
最初は嫌々。
やっていく内に、目的に向かって一生懸命に。
友情が芽生える。
友情にヒビが。
悩み、傷付き…。
自分を友情を見つめ直す。
汗と涙で成長し実力をつけ、そして迎えたクライマックスのフェスティバル…!
あ、いえいえいえ、このフェスティバルはほんの序盤。
まあ、グダグダ(笑)
顔から火が出るほど恥ずかしい。
が、観客も応援してくれる。
下手でも下手なりに頑張ってやってみたら、気分は意外と悪くなく、不思議と楽しかった。
気が付いたら、まだ踊りたい自分が居た。
5人でダンス部を結成、本気で大会出場を目指す…!
ここからが先に挙げた通りの展開。
ベタで予定調和で話も読めるけど、それがちょうどいい心地よさ。
言うまでもなく、クライマックスの大会のダンスは胸アツ。
王道青春ストーリーはこういうのでいい!
主人公のあずさは、最初は人によって嫌いかもしれない。
言ってみれば、華やかなチア部の金魚のフン。
ニコニコ愛想振りまく八方美人で、自分からパシリの役も。
でも見てたら、無理して笑顔を作る彼女が痛々しく可哀想になってきた。
暗い過去に原因あり。
しかし、ジミーズと居る時は、心の底から笑って、泣いて、自然体で。
女の子って不思議。
あっという間に仲良くなっちゃう。
5人で居る時の楽しさや掛け合いも、演技を超えた“そのまま”の彼女たちなんだろうなぁ、と微笑ましい。
その一方、女の子同士のしがらみもピリリと。
ダンス部がノリにノッてきた時のチア部の敵対心や無視などの冷たい態度。
いったんあずさとヨリを戻すが、あずさをまたこちら側に引き入れ、ダンス部の仲を引き裂くのが目的だとしたら、恐ろし過ぎるぞ、JK!
(あくまでこれは個人的な深読み)
E-girlsのメンバーで女優としても活躍する石井杏奈の初主演作。
ダンスの才を見出だされ…って、まあE-girlsのメンバーなんだからそれはご愛嬌として、
フツーに可愛いし、「ソロモンの偽証」での印象的な演技や本作での爽やかな好演も良かったし、女優として頑張って欲しいな。
他の4人も“ジミーズ”と言われるだけあって個性それぞれ。
背負ったドラマもそれぞれ。特に、
こういう作品に必要不可欠の不良ちゃんは実は最も情に熱い。
そして、小芝風花が見習い魔女からまさかの汚れ役!?
ダンスコーチの塚本高史もナイスサポート。
一見言動も何もかもチャラいが、ジミーズを見守る温かさ優しさ、ニューヨークでダンスを辞めた過去などの苦労を、チャラい表面にそれとなく滲ませる。
隣家の幼馴染みへの淡い恋心はこっ恥ずかしい。
チア部ともあっという間に仲良しに。(まあこれは、頑張る者同士は分かり合えるという事で)
エンディングはやっぱりあのグループの曲で、かかった途端何て言うか…。
つたない点もあるが、それらもひっくるめて愛しい好編!
何だか最近、「心が叫びたがってるんだ。」「ピッチ・パーフェクト2」「バクマン。」と何かに向かって頑張る若者の青春ストーリーばかり見てる気がするけど、こういうの好きなんだもの。
見てて嫌な気はしないんだもの。
イケてない女子高生がひょんな事からダンス部作って、コンテスト目指す...
手堅くまとまってる
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