劇場公開日 2015年10月2日

「原作者の魂が乗り移ったかのよう」屍者の帝国 M.Kotaroさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0原作者の魂が乗り移ったかのよう

2017年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

原作小説は未読。ただし『虐殺器官』と『ハーモニー』は既読。予備知識なくこの作品を鑑賞したが,いかにも伊藤計劃という印象だ。自身の命が間もなく尽きることを強烈に意識してプロットを作成したことは明白。原作が持つそんなある種の重たさを見事にアニメ化したと思う。テーマは思いが難解すぎず,とっつきにくさもない。中盤以降で加速していく展開が爽快だ。実在する歴史上の人物が登場するのも楽しい。

たろ☆