風に立つライオンのレビュー・感想・評価
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素人役者が素晴らしい。
さだまさしの同名曲が発表されたとき、僕はそのアルバムを購入していた。またなんとも壮大な曲を作ったものだなぁ、と思った。
このアルバムの発売が1987年というから、28年の歳月を経て映画化とあいなった。
医療に携わる人種はすべて高潔なのだろうか。日本から遠く離れたケニアという地に、ずっといようと思う気持ちがよくわからない。
その気持ちに敬意を表すものではあるが、自分にはありえない。
それがひとりやふたりではなく、たくさんいることに驚く。あのケニアのさいはての診療所には多くの医療従事者がいたわけで、彼らは故郷から遠く離れた地で無限の医療活動に奉仕している。
斉藤ひろし脚本、三池崇史監督は、ストーリーをうまく作っていて、まったくあきさせない。さすがプロである。
だが、僕とは違う世界の話であり、違う思想の人たちの話であった。
予想よりもずっとよかった
鼻水級に泣いた…でも惜しい感蓄積。
ハンドタオル持参、かなり泣けました!
企画・大沢たかおの情熱、それに応えたさだまさし、
モチーフとなった柴田紘一郎医師、
&石橋蓮司・石原さとみ・真木よう子…
でも何だろう?
惜しいんです。
残念な所がいくつか…
編集?何だかシーン展開が余韻持たせつつもブツ切り感が…
構成?中途半端な回想設定(萩原聖人、現地ドライバー)
演出?台詞アリのエキストラの素人さん(?)起用(棒読み過ぎて…)
展開?ドライバーの悪い予感とか、露骨すぎ
でもですね、東日本大震災と絡めた点。
戦争・少年兵の悲哀・愚劣感の訴求。
キャスト・スタッフ、関わった人々の情熱。
人と人、国と国が助け合う気持ち。
やり遂げる、捧げる、ベストを尽くす、
思いやることのすばらしさ。
とても身に沁みたし、ビンビンに伝わってきました。
有難うございました。
(´・Д・)」途中退場でした
ん〜残念ながらダメでした。
どんな極上のクライマックスが待っていても途中までのダルな展開はもうダメでした。
アフリカでロケした割にはアフリカっぽくないなーとおもいましたが、アレはホントにアフリカなんでしょうか?
アフリカ特有の赤い大地を想像していましたが、なんだか西部劇っぽい背景?
ちょい役のアフリカの研究所の同僚や島の診療所の患者さんは完璧に素人さんで興醒め。台詞棒読み状態。
石原さとみのような子がアフリカにいるはずがなく、超違和感がわきました。
黒人の少年兵とのふれあいもなんだか学芸会風な感じ。
日曜のレイトショウでしたが、客は私を入れて2人。もう一人は本編開始10分後に入場、私は1時間後ぐらいで退場でした。
人は、どこまで・・・・・・なれるのでしょうか?
原曲のイメージとはかなり異なる
『風に立つライオン』を鑑賞。
原作はさだまさしの同名曲を元に、さだ自身が小説化したものとなっており、監督は三池崇史、主演は大沢たかお。
大学病院からアフリカケニアの研究施設に派遣された日本人医師航一郎(大沢たかお)は現地赤十字病院からの要請で医師として働くこととなる。そこで迎えた患者は麻薬を打たれ兵士として戦場に立たされ負傷した少年兵たちだった。
元々はさだまさしが長崎に実在する医師にインスパイアされ作詞作曲をしたものだが、小説化を熱望したのは大沢たかおだという。つまり、主演である大沢たかおは今作に対する想いは人一倍強いというわけだ。
それは演技からもひしひしと伝わってくるものがあり、少々浮くほどの気迫である。
アフリカに派遣されたのが1987年。
そして2011年の東日本大震災とを結びつけるあたりは強引すぎる気もするが、テーマとなっている「命のバトン」を伝えるにあたってはわかりやすいアプローチであるとも言える。
では映画としてどうかというとイマイチぱっとしない印象。現地での厳しい現実はしっかりと描かれているし、少年たちの心の傷や、そこに携わる人々の真剣さも素晴らしい。しかし、ストーリー自体があまりにも理想的すぎるのがいけない。いわゆる綺麗事ばかりなのだ。
航一郎の志は素晴らしく、行動力含め全く申し分ない。
同じく看護師として働く石原さとみのケニアにいるとは思えないほど真っ白なお肌が気にはなるものの、これも理想的な働きを見せる。
登場人物がどうにも優等生すぎて人間らしさが感じられないので、イマイチ感情移入しにくいのである。
原曲が好きな私としてはもっと壮大な景色や映像が観られると期待していただけに、少々残念な出来だと感じてしまった。
諦めるな!少しでも前へ!
昔の宿題を取りに行ってきました
若い頃この歌に出合い、中々解けない宿題をもらったような気がしていました。
風の噂で映画になると聞いて、たまたま空いた時間に近所の映画館に行ったら初日でした。
歌を知っているからか、私には物語がとても腹落ちしました。最後はびっくりしましたが、本当に風になったのだと思いました。
よくある原作物のようにガッカリすることが少なかったのは、歌には行間で聞いた人が想像して楽しむ余白があり、それが聞いた人のものであることを原作者が理解しているから…そんな配慮が心地よいほど物語の余白と余韻がありました。
医療物は映画やドラマになった段階でファンタジー…そうは思いながら、人を丹念に描いたこの作品から出てきた感情はリアルでした。
航一郎の最後の手紙が暖かかった…
皆が皆のいる場所で風に立っているのかもしれません。
後で原作者がこの歌の素材となる話を聞いたのはデビュー前と知りました。
小説版には映画版の背景になる物語もあるようですね。
私の宿題はまだ道半ばみたいです。
新しい宿題も増えた事だし…
歌の力、よどみない命を生きたい!
「大地疾走」という番組で大沢たかおさんが出演した時「風に立つライオン」の話を
されました。アフリカの大地に立ち自由に大胆に行動する大沢さんに魅せられましたよ。
私もこの曲初めて聞いた時、涙したのですが、大沢さんも曲について熱く語っていました。
今回映画になってその感動をどのように見せてくれるのかと期待していました。
歌では語られていない数々のエピソードで航一郎のアフリカへの思い、また恋人との出会い等々
納得しました。しかし何だろうこの物足りなさは、・・・。
あのアフリカでの厳しすぎる現実、航一郎の孤独や苦悩、喪失感が伝わってこない。
それとわかこさんは可愛すぎて、白衣の天使という言葉がピッタリで
あの場所では不似合いだった気がする。疲れた感がなさすぎる。
歌からはそのすべてが胸に迫ってきます。あの別れの手紙で。
恋人に対する思いは千鳥が淵の桜で、アフリカの壮大な自然、傷ついた人々を助ける医師の献身、
それでも瞳の美しいけなげな大地の子供、大人たち。主人公の深い悲しみや希望また意志。
平和の意味、意義教えて貰いました。
最後にさだまさしさんの歌声が流れ、本当に素晴らしい歌詞、曲に再度涙しました。
もうひとつ書かせてください。おおさわさん、石原さんの英語素晴らしいですね。
お二人この映画のように世界へ飛び立ってください。そんな日が来る事願っています。
映画館でなかったら号泣していました。
いい映画!
さだまさしの名曲越えならず…。
歌の解釈は正しいのか?
個人的に「何故チベット難民の支援をしてるのですか?」と聞かれたときに「偶然です。最初に出会ったのがスーダンだったらスーダンの支援していたと思います」などと答えている身なので、色々と考えながら見させて頂きました。
スーダンの赤十字病院を主舞台にしたこの映画。”平和ボケ”なんて安易に言いますが、私達が知らないだけで、世界にはまだまだこういう所が沢山あります。
私など日本国内でただ叫んでいるだけの人間にすぎませんが、希望を言えば、この映画を見終わった後に「日本に生まれて良かったね」あるいは「あんな危険なところに行っちゃ駄目よ」なんて感想は持って欲しくない訳です。
原作など何も知らずに見に行ったので、原作知っている人には当たり前なのかも知れませんが、映画の途中に挿入される日本のシーンでラストどうなるかの想像がついてしまうのは意図しての事なのでしょうか。
最期は本当にああなのでしょうか?人間的と言えなくもないですが……
あとはまあ、本編だけで十分に感動的なのに、無理に震災を絡める必要はあったのかな?と。(これに関しては、映画を離れて、どこの支援グループも似たような絡め方してるのかなと思うと人のことは言えないなぁ…なんて思いますが)
で、この映画はさだまさし氏の歌が原作かつ主題歌な訳です。
が、映画を見終わった後にこの曲を聴いて、本当に歌詞の解釈で正しいのかな?と。
はたして日本は「道を間違えた」のでしょうか?
勿論、自分達だけが平和に暮らせるように、こういった所を黙殺して閉じこもっているのではおかしいと言わざるを得ませんが、実際に支援している人もいる訳です。我々にも出来ることがある。
いや、もし道を間違えているのだとしてもやり直せる、そういうメッセージを映画から感じた次第です。
最後に。
石原さとみさん、可愛すぎやしませんか?…いや、綺麗なお姉さんは嫌いではないですが……
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